熱帯降雨観測(TRMM)衛星は、平成9年11月28日に種子島宇宙センターからH-IIロケット6号機により打ち上げ、 平成13年8月に軌道高度を350kmから402.5kmに変更し、設計寿命3年2ヶ月を大きく上回る約17年の運用後、 平成26年10月7日(世界標準時)を以って、熱帯降雨観測(TRMM)衛星搭載降雨レーダ(PR)観測の後期運用を終了しました。
日本が開発した、世界で初めての衛星搭載降雨観測用レーダであるTRMM/PRは、 (1)降雨の三次元構造、特に垂直分布を観測すること (2)海洋及び陸域上の降雨の定量的観測を行うこと (3)降雨構造に関するデータを提供すること を目的として、貴重な観測データを提供し続けました。
本ページでは、TRMM/PRによって観測された1997年12月から2014年10月までの約17年間の降雨気候値の画像をまとめたものです。 「宇宙から見る雨2」の10年間の画像を拡張する形で作成していますので、図の解説については「宇宙から見る雨2」をご覧下さい。
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