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![]() 図の説明:
TRMM/PRによるアジア・オセアニア域の地表面降雨分布(e-surface rain)の季節変化。 期間は 1998〜2013年の16年間の3ヶ月(季節)平均。 上段は3〜5月、下段は6〜8月の3ヶ月平均。単位は mm/30days。 図の解説:
インドのアッサム地方やバングラデシュでは、場所によっては年間10,000mm 以上の多量の雨が降り、毎年大きな被害が発生する。 夏のモンスーンの時期に南から進入してくる暖かく湿った空気が、北にそびえるヒマラヤ山脈やチベット高原に遮られて強制的に上昇させられるため、降雨がもたらされる対流が発生しやすいことによるものである。 モンスーン期の前後では、降雨の頻度としては少ないものの、非常に激しい対流が発生し、狭い領域に激しい雨が降ることがある。 下段は南アジアのモンスーン季に当たる6〜8月の降雨量で、南アジア域では多量の降雨が観測されていることが分かる。 これに対して、モンスーン期前の3〜5 月には南アジアでは月降雨量としてはあまり多くないが、たびたび狭い領域に非常に強い降雨が観測される。 (「宇宙から見る雨2」をもとに解説を作成)
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