輝度温度 (標準)
輝度温度は、マイクロ波放射計のアンテナ温度から算出する基本となる観測量です。AMSR2とAMSR-Eでは、下記の3種類のプロダクトを配布しています。
フットプリントごとのデータを格納したLevel-1B (L1B) プロダクト
空間マッチング処理により各周波数帯のフットプリントの中心位置とサイズを一致させたLevel-1R (L1R) プロダクト
L1Bプロダクトを格子化した Level-3 (L3) プロダクト
単位は、ケルビン[K]です。
プロダクト概要
プロダクト概要
名称 | 輝度温度 Brightness Temperature DOI |
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プロダクト種別 | 標準プロダクト | |
処理レベル | L1 (Swathデータ *2) および L3 (格子データ:等緯度経度図法, ポーラステレオ図法 北半球・南半球) | |
プロダクトID |
Level-1: BTB (L1B), RTB (L1R)
Level-3:T06 (L3,6GHz), T07 (L3,7GHz), T10 (L3,10GHz), T18 (L3,18GHz), T23 (L3,23GHz), T36 (L3,36GHz), T89 (L3,89GHz)
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仕様 *1 | 対象領域 | 全球 |
空間分解能 | 約5〜50km *3 | |
要求精度 | ±1.5 K | |
計測範囲 | 2 〜 340 ℃ | |
プロダクトバージョン | AMSR2: ver. 2.2 2016-08-23 release AMSR-E: ver.4 2018-04-02 release |
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プロダクト期間 | AMSR2:2012年7月〜現在 AMSR-E: 2002年7月〜2011年10月 |
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データダウンロード | 地球観測衛星データ提供システム(G-Portal) ※「G-Portal」は改修のため、2025/03/31(予定)まで下記の代替サイトからデータを配布しております。 https://repo.gportal.jaxa.jp/standard/GCOM-W/GCOM-W.AMSR2/ |
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データフォーマット | HDF5 AMSR2 Level-1 フォーマット 日本語 2MB |
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データ品質フラグ | L1 輝度温度 品質フラグ (PDF 67〜68ページ) 日本語 2MB |
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校正 |
- AMSR2ミッション要求書で定義された仕様。要求精度は、ミッション要求書 標準プロダクトの標準精度。
- Swathデータは、各フットプリントのデータを、観測時刻順に、2次元配列(走査方向観測点×走査線数)に格納した形式。
- 輝度温度の空間分解能(フットプリントサイズ)は、観測周波数帯によって異なります。参考:AMSR2チャンネル一覧
参考文献
参考文献
GCOM-W AMSR2 L1R: Maeda,T., et al., 2016, https://doi.org/10.1109/TGRS.2015.2465170
バージョン履歴
バージョン履歴
2018年4月2日
AMSR-E 標準プロダクト 輝度温度 ver. 4
フォーマットの変更 (HDF5, AMSR2フォーマット)
走査幅の拡張 (196点→243点)
高温校正源による校正方法変更
幾何パラメータ修正
走査バイアス補正
新規プロダクト: AMSR-E L1Rリリース
2016年8月23日
AMSR2 標準プロダクト 輝度温度 ver. 2.2
RFIフラグの追加
2015年4月3日
AMSR2 標準プロダクト 輝度温度 ver. 2.1
2015年3月26日
AMSR2 標準プロダクト 輝度温度 ver. 2.0
さらに古いバージョン
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2013年3月1日
AMSR2 標準プロダクト 輝度温度 ver. 1.11
AMSR2 L1R Product (英語・PDFファイル 2.6MB)2013-04-08
2013年1月25日
AMSR2 標準プロダクト 輝度温度 ver. 1.1
2011年9月29日
AMSR-E 標準プロダクト 輝度温度 ver. 3
2005年3月1日
AMSR-E 標準プロダクト 輝度温度 ver. 2
2003年6月18日
AMSR-E 標準プロダクト 輝度温度 ver. 1