「みどり」の主な目的は、多くのセンサを用いて地球物理学のパラメータを統合的に観測することにより、地球システムの諸現象の解明に寄与することです。
「みどり」が観測する主な物理量は、
科学的な利用に加えて、「みどり」が取得したデータは、天気予報、漁場の調査、土地被覆や標高の測定など実用面への応用も可能です。
「みどり」は統合的に地球観測を行う初の衛星ですが、地球環境の変化を十分に解明するには、長期観測が必要となります。 「みどり」のミッションを今後引き継ぐことになるADEOS-IIや他の衛星による観測を通じて、実際に十分なレベルまで解明することが望まれます。
衛星の形状: | フレキシブル太陽電池パドル(一翼式)を有する箱形 |
衛星のサイズ: | 4x4x5(m)(搭載機器、バスモジュール)、3x26(m)(太陽電池パドル) |
質量: | 約3,560kg(打上げ時) |
姿勢制御方式: | 三軸姿勢制御方式(ゼロモーメンタム) |
設計寿命: | 3年 |
打上げロケット: | H-IIロケット4号機(5mφフェアリング) |
打上げ場所: | 種子島宇宙センター |
打上げ日時: | 1996年8月17日 |
軌道の種類: | 太陽同期準回帰軌道 |
軌道高度: | 約800km |
軌道傾斜角: | 約98.6゜ |
軌道周期: | 約101分 |
回帰日数: | 41日 |
降交点通過地方時: | 午前10時15分から10時45分 |
データ通信: | 直接送信および衛星間通信 (ミッションデータレコーダーを搭載) |
地球観測データ解析研究センター