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地球が見える 2006年

榛名山を立体視

図1 榛名山の立体視用画像
(目が疲れないように、あまり長い時間、見ないでください。カラー印刷してから見る場合は、pdfファイルをご利用下さい。また、その場合、以下の説明文の「上」を「奥の方」、「下」を「手前の方」と読み替えてください。)

図2 榛名山の案内図
(Google Earthで見る榛名山 (kmz形式、1.84MB、低解像度版))
赤と青の色メガネをかけて図1を見ると、榛名山が盛り上がって見えます。中央の小さな円錐が榛名富士、そのすぐ上の白いところは湖面が凍った榛名湖です。榛名富士の右下の円錐は二ツ岳で、二ツ岳の右側の斜面に伊香保温泉の建物群がざらざした感じで見えています。気象庁などのホームページによると、榛名山の最新の火山活動は6世紀中頃の噴火で、その時、二ツ岳の溶岩ドームができたとのことです。また、榛名富士と榛名湖を取り巻くように山が並んでいる様子が分かります。これらの山は外輪山と呼ばれます。地名については図2を参照願います。
榛名山の裾野の左側を烏(からす)川が、右側を吾妻(あずま)川が、上から下へ流れています。図1の下の方を見ると利根川が右から左へ流れています。川のところが低くなっていること、烏川の左側や利根川の下側に河岸段丘があって高くなっていることが分かります。
また、図の左下から右下にかけて、高崎、前橋、渋川の各市、長野新幹線、上越新幹線、関越自動車道が見えています。図1のあちこちに糸くずを丸めたような白いものが見えますが、これらは雪が積もったゴルフ場です。

4月27日現在、陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)の軌道上初期チェックアウトの作業が順調に進んでいます。



参照サイト:
榛名山(気象庁のサイト)
榛名火山(産業技術総合研究所 地質調査総合センターのサイト)

観測画像について:
(図1及び図2)
観測衛星: 陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)
観測センサ: パンクロマチック立体視センサ(PRISM)
観測日時: 2006年2月14日午前10時30分頃(日本標準時)
地上分解能: 2.5 m
PRISMは地表を550〜720 nm(ナノメートル:10億分の1メートル)の可視域1バンドで観測する光学センサです。得られる画像は白黒画像です。また、標高データを含む地形データを取得するために3 組の光学系(望遠鏡)を持ち、衛星の進行方向に対して前方、直下、後方の3方向の画像を同時に取得します。
図1は直下(赤)と前方の画像(緑と青)を、図2は直下の画像を用いています。立体視の際には、右目で見る画像と左目で見る画像の角度の違い(視差といいます)を利用しますが、図1の場合、左目で衛星の直下を、右目で衛星の前方を見ることになるので、左側が衛星の進行方向になります。「だいち」は北極と南極の上空を通る極軌道を回っていて、地球の昼側では北から南へ飛ぶので、左側が南の方向に、右側が北の方向に対応します。多くの衛星画像では上側が北になっていますが、図1と図2では右側が北になっているので、注意しましょう。

関連サイト:
ALOS最新画像のページ
お堀のある街:静岡市
陸域観測技術衛星「だいち」搭載
パンクロマチック立体視センサ(PRISM)の取得画像について

アナグリフ方式による地形の実体視(国立沼津工業高等専門学校のサイト)

付録:
赤青の色メガネの作り方:
牛乳パックなどの厚紙と文房具店で売っている赤と青のセロハンを使って、図のようなメガネを作りましょう。左が赤、右が青です。子供用のメガネを作る場合は、右目の中心と左目の中心の間隔を6 cmくらいにしてください。大人用のメガネなら7 cmくらいが最適です。
本文ここまで。
画像:人工衛星の情報を掲載 サテライトナビゲーター
画像:衛星利用の情報を発信 衛星利用推進サイト
画像:衛星から見た地球のデータ集
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