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地球が見える 2006年

お堀のある街:静岡市

図1 静岡市の主要部
(Google Earthで見る静岡 (kmz形式、2.34MB、低解像度版))
図1の中央の明るい灰色のところは静岡平野、陸域の濃い灰色のところは森林、右側の黒いところは駿河湾です。図の左上から安倍川が南へ流れ、駿河湾に注いでいます。安倍川を河口の方から遡ると、東京と名古屋を結ぶ大動脈である東名高速道路、JR東海道線と東海道新幹線、そして工事中の第2東名高速道路が安倍川を横切っています。安倍川河口の東側には、半円形の濃い灰色の日本平、独特な形の三保半島と清水港、そして興津川が見えています。

図2 静岡平野の拡大図
図2は静岡平野の拡大図です。図左上の濃い灰色の部分は「静岡」という地名の元になった賤機山(しずはたやま)、二重の四角い枠のように見えるのは駿府(すんぷ)公園の堀です。二重の堀の角度がずれているので、目を引きます。駿府公園の南東のすぐ近くにJR静岡駅があり、東海道新幹線と東海道線が北東−南西方向に延びています。これらと平行して、東名高速道路が延びています。図左下には、安倍川の河川敷が見えます。図中央やや下に弥生時代後期(2〜3世紀)の住居、倉庫、田圃の跡を含む登呂遺跡があります。その右上には楕円形の静岡競輪場、図の右端には静岡大学のキャンパスが見えています。図の右上には、草薙(くさなぎ)球場、陸上競技場、ホタテ貝のような屋根の体育館を含む静岡県草薙総合運動場が見えています。その左の線路沿いのところには静岡県コンベンションアーツセンター「グランシップ」が見えています。

図3 駿府公園を中心とした拡大図
図3は駿府公園を中心とした拡大図です。この公園は晩年の徳川家康が1605年から1616年まで居城とした駿府城(すんぷじょう)の跡です。その直前に拡張整備された駿府城は本丸堀(内堀)、二ノ丸堀(中堀)、外堀の三重の堀を有し、区画を内側から本丸、二ノ丸、三ノ丸とする典型的な輪郭(りんかく)式の平城(ひらじろ:平地に築かれた城)でした。明治時代に入って1872年には天守閣を含む城の建物すべてが取り壊され、1896年には内堀が埋め立てられました。駿府公園の場所は、駿府城の本丸と二ノ丸に相当します。駿府公園の南東端には、復元された東御門と巽櫓(たつみやぐら)が見えています。中堀と外堀の間つまり旧三ノ丸には静岡県庁を初めとする公共施設が並んでいます。駿府城の前身であり、14世紀末に建設された駿府館(すんぷやかた)は現在の市立病院のところに建っていたそうです。静岡県庁の南の外堀を越えたところに静岡市役所が見ます。高いビルは左上に暗い影を伴っているので、静岡市役所の周辺や右下のJR静岡駅の周辺に高いビルが多いことが分かります。
左上の賤機山の南麓には静岡浅間(せんげん)神社の建物が見えています。その西側には直径32mの円墳である賤機山古墳が見えています。この古墳は6世紀の豪族の墓と考えられています。

3月31日現在、陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)の軌道上初期チェックアウトの作業が順調に進んでいます。



観測画像について:
(図1〜図3)
観測衛星: 陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)
観測センサ: パンクロマチック立体視センサ(PRISM)
観測日時: 2006年2月14日午前10時30分頃(日本標準時)
PRISMは、地表を2.5mの分解能で550〜720 nmの可視域1バンドで観測する光学センサです。得られる画像は白黒画像です。また、標高データを含む地形データを取得するために3 組の光学系(望遠鏡)を持ち、衛星の進行方向に対して前方、直下、後方の3方向の画像を同時に取得します。今回の画像は直下視の画像だけを用いています。

関連サイト:
ALOS最新画像のページ
陸域観測技術衛星「だいち」搭載
パンクロマチック立体視センサ(PRISM)の取得画像について

本文ここまで。
画像:人工衛星の情報を掲載 サテライトナビゲーター
画像:衛星利用の情報を発信 衛星利用推進サイト
画像:衛星から見た地球のデータ集
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