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農業

課題分野研究/農業

日本では食料の多くを輸入に依存しており、世界に目を向けると世界人口の約1割の8億人が栄養不足の状態です。このような食料問題に対して、地球観測を活用した科学的かつ客観的な作物の生育状況や収量予測情報に基づいて、各国政府や国際機関、民間企業などが作物生産、輸出入、食糧援助などの意思決定を効果的かつ効率的にできる社会を目指しています。どこで作物が栽培されており、どのような生育状態で、いつどれくらいの収穫が見込めるかを常に監視・予測する研究開発を国内外の研究機関や政府機関等と連携して取り組んでいます。

大吉 慶 第一宇宙技術部門 地球観測研究センター 開発員
大吉 慶
第一宇宙技術部門
地球観測研究センター
主任研究開発員

合成開口レーダを活用した水稲の作付面積の推定 -ソフトウェア「INAHOR(稲穂)」の開発

合成開口レーダを活用した水稲の作付面積の推定 -ソフトウェア「INAHOR(稲穂)」の開発
複数時期の陸域観測技術衛星2号「だいち2号」(ALOS-2)搭載のLバンド合成開口レーダ(PALSAR-2)の観測データから、水稲の作付面積を推定するソフトウェア「INAHOR(稲穂)」(International Asian Harvest mOnitoring system for Rice)を開発しました。東南アジアでは主に水稲が作付けされる雨季は雲に覆われていることが多いですが、合成開口レーダは雲の有無に関係なく作付け状況を把握することができます。インドネシアやベトナムなどの研究機関との共同研究のほか、各国の農業統計官が本ソフトウェアを活用して農業統計データをより効率的に収集することを目的としたプロジェクトをアジア開発銀行と実施しています。

作物の作況判断のための農業気象情報提供システム「JASMIN」の構築

作物の作況判断のための農業気象情報提供システム「JASMIN」の構築
作物の生育は光、温度、水環境などの農業気象要素と大きく関係しており、農業気象を広域かつタイムリーに把握することができれば、国スケールでの作物の作況判断に役立ちます。衛星観測による降水量、土壌水分量、日射量などの最新状況をウェブ上で閲覧できるシステム「JASMIN(JAXA's Satellite based MonItoring Network system for FAO AMIS outlook)」を構築しました。様々な農業気象情報について、現況や平年と比較してどれくらい異なるのかを俯瞰的に判断することができます。また、これらの情報と作物モデルを活用した主要穀物の短期収量予測手法の研究にも取り組んでいます。

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画像:人工衛星の情報を掲載 サテライトナビゲーター
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