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地球が見える 2005年

冬の風物詩:流氷到来

(図1)MODISが捉えたオホーツク海に漂う流氷

今年もまた北海道のオホーツク海沿岸に流氷が接岸しました。図1は、NASAのMODISが捉えたオホーツク海に漂う流氷(画像ではピンク色に見える部分)の様子です。遠くオホーツク海北西部のシベリア沿岸沖で生まれた流氷が北風によってサハリン東岸を流れ南下し、先端の一部が北海道沿岸に迫っている様子がよく分かります。拡大した画像を良く見ると、直径数百m以上の巨大氷群からなる流氷域の本体はまだサハリン南端の東方海上にあることがわかります。そこから、白いインクが溶けるように北海道に渦を巻きながら接岸しているのは、細かい氷です。一般に、北海道にやってくる流氷は、アムール川河口付近で凍結した氷が南下してくると思われることが多いですが、実際には、アムール川河口(サハリン北端の西方)では海一面が凍結して動かなくなっていて、氷をたくさん生成することはできません。上でも見たように、冷たい季節風が吹き荒れる極寒のシベリア沿岸沖が流氷のふるさとであることが分かってきたのは、つい最近のことです。AMSR-Eが捉えた12月から1月にかけての海氷分布の観測画像をみても、シベリア沿岸沖で生成した流氷がサハリン東部を南下してくる様子がよく分かります(図2〜4およびムービーをご参照ください)。

(図2:2004/12/15) (図3:2005/01/01) (図4:2005/01/21) (図5:2004/01/21)
オホーツクの海氷分布 (Aqua/AMSR-E) ムービーはこちら

今年の流氷接岸日は昨年より7日早くなったものの、オホーツク海全域での流氷面積は昨年の同じ時期に比べて小さくなっていることが分かります(図5:昨年の1月21日の画像)。このホームページでたびたびご紹介しているように、オホーツク海は、海氷が形成される世界中の海の中で最も低緯度に位置する海域で、ここで成長する海氷域の増減は、私たちの住む日本列島周辺の気候や漁獲量と密接な関わりを持っています。オホーツク海での流氷の成長の様子を見守ることは、地球環境の健康状態の現状そして未来を知るものさしとしても大変重要です。

昨年に引き続き,オホーツク海に広がる流氷の最新状況を「流氷速報ページ」で公開しています。オホーツク海全域に広がる流氷の様子,そして北海道沿岸に迫る細かい流氷分布の画像が毎日更新されています。また,スライドショーで流氷分布の動きを動画で見ることもできますので、ぜひご覧ください。
オホーツク海の海氷分布ページ



観測画像について
(図1)
観測衛星: 地球観測衛星Aqua(NASA)
観測センサ: MODIS(NASA)
観測日時: 2005年1月26日
(図2〜5)
観測衛星: 地球観測衛星Aqua(NASA)
観測センサ: 改良型高性能マイクロ波放射計AMSR-E (JAXA)
観測日時: 2004年12月15日(図2)
2005年1月1日(図3)
2005年1月21日(図4)
2004年1月21日(図5)

関連サイト:
オホーツク海での海氷観測
流氷の季節到来
急速に融ける北極域の海氷
2003年4月の北半球の雪氷域
北極域の春
アラスカでの積雪観測—速報—
オホーツク海での海氷観測
オホーツク海における海氷の分布と動き
AMSR初画像:AMSRが捉えた日本列島・オホーツク海の流氷分布

本文ここまで。
画像:ロケットの情報を掲載 ロケットナビゲーター
画像:人工衛星の情報を掲載 サテライトナビゲーター
画像:衛星利用の情報を発信 衛星利用推進サイト
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