地球が見える 2004年
大型で非常に強い台風6号が接近中
Aqua衛星に搭載されているJAXA開発のセンサAMSR-Eと熱帯降雨観測衛星(TRMM)に搭載されているセンサTMIが台風6号(ディアンムー)を捕らえました。 図1は、AMSR-Eの準リアルタイム観測画像で、画像中で海面の青色が濃い部分は大気中に水蒸気を多く含んでいることを表わしています。また、黄色い部分については、発達 した雲を表わしています。このような画像が「今日の一枚」からご覧いただけます。
図2は、TMIで観測した降雨量を表わしています。オレンジ色の部分は歩行中に地面からの跳ね返りで足元がぬれるといわれるぐらいの雨の降り方、また、赤い部分は傘を差していても濡れるといわれるぐらいの強い雨の降り方に相当します。台風の中心付近では、明瞭な目をとりかこむように赤色で示される強い降雨域がよくわかります。
図3は、PRによって観測された降雨分布の鉛直断面と立体構造図です。台風の目から離れているのにも関わらず、高さ1 0kmまで達する降雨があり非常に強い雨が降っているのがわかります。 関連サイト: ・TRMM台風データベース ・TRMM台風速報 ・AMSR-E台風速報 ・AMSR-E「今日の一枚」
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