(b) 1C-21 レーダ反射因子(Z因子) このアルゴリズムは、1B-21で求めた受信電力値とノイズレベル値をレーダ反射因子(Z因子)に変換することを目的とします。Z因子への変換は、降雨ありと判定されたデータに対してのみ実行されるため、出力データはレーダビーム単位となります。
(c) 2A-21 地表面散乱断面積 このアルゴリズムは、1B-21の受信電力値から、陸上/海上、雨域/無降雨域に分類される地表面の散乱断面積の時空間平均値を算出します。また、降雨時には散乱断面積の降雨減衰量が算出されます。この降雨減衰量は、Surface Reference Dataとして2A-25の降雨プロファイル算出に用いられます。
(d) 2A-23 降雨タイプの分類 このアルゴリズムは、降雨プロファイル(2A-25)の算出に必要となる降雨の有無および高さ、プライトバンドの有無および高さ、層状性降雨、対流性降雨等の降雨タイプの分類を行います。
(e) 2A-25 降雨プロファイル 1C-21,2A-21,2A-23プロダクトを入力とし、海上/陸上、降雨タイプ等に応じ求まる降雨強度(mm/h)のプロファイルを算出します(降雨強度の分解能は水平4km、垂直250m)。また、高度2kmおよび4kmにおける平均降雨強度を算出します。
(f) 3A-25 時間空間平均降雨 このアルゴリズムは、高度2km、4kmの緯度経度0.5°、5°の領域における月単位の積算降雨量(mm)および月平均降雨強度(mm/h)を算出すると共に、降雨パラメータのヒストグラム、相関係数を算出します。
(g) 3A-26 統計的平均降雨 このアルゴリズムでは、Multiple Threshold Methodと呼ばれる統計的手法を用いて緯度経度0.5°、5°の領域における月単位の積算降水量(mm)および月平均降雨強度(mm/h)を求めます。
アルゴリズム・・・フローチャート/アルゴリズムの出力例 標準プロダクト・・サンプル画像 PRの校正検証結果・・校正/検証と結果