海洋観測衛星 もも1号 / もも1号b MOS-1 / MOS-1b (MSR搭載)
ミッション
海洋観測衛星「もも1号」(MOS-1)は、地球資源の有効利用、環境の保全等に資するため、人工衛星による地球観測システム開発の一環として、地球観測衛星の共通的技術の確立及び海洋現象の観測を主目的としたわが国初の地球観測衛星です。もも1号には可視近赤外放射計(MESSR)、可視熱赤外放射計(VTIR)、マイクロ波放射計(MSR)の3種類のセンサを搭載し、1995年11月29日に停波し、運用を終了しました。 もも1号b(MOS-1b)はもも1号と同等の性能を有し、後継機として打ち上げられ、1996年4月17日をもって運用を停止しました。
成果
- 地球観測衛星共通の衛星・センサ開発技術およびミッションデータ受信・処理・配布、校正検証、世界各国の受信局ネットワークを統括するミッション運用技術の修得。
- プロトモデルを改修し、フライトモデルを製作する開発技術修得。
- 東南アジア諸国における、地図作成、火山噴火、洪水など自然災害監視、熱帯雨林の消失などの地球環境問題の解決に役立てるため、研究者への実費配布による貢献。