地球が見える 2007年
インドネシアのフェリーを沈没させた暴風雨
新聞等の報道によると、2006年12月29日の深夜に、インドネシアのカリマンタン島中部のクマイ発ジャワ島中部のスラマン行きの大型フェリーが天候不良による高波と突風の影響により沈没し、500人以上が行方不明となりました。
このときの強風と強雨の状況をNASAの地球観測衛星Aquaに搭載されているJAXAの改良型高性能マイクロ波放射計AMSR-Eで捉えることができました。
一般に、雨の強いところで風速を算出することは難しいのですが、AMSR-Eの低周波数チャネルで観測することによって雨の強いところにおいても風速を算出することができます。「AMSR/AMSR-E全天候型海上風速」のページでは、このようにして得られる強風域の分布図を毎日作成し、準リアルタイムで更新しています。
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