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地球が見える 2005年

パキスタン北部

イスラマバード ラワルピンディ ムザファラバード バラコット アボタバード バトグラム
*A-Fの枠内をクリックすると拡大図を見ることができます
図は1997年1月にAVNIR(一部はJERS-1の光学センサ)が捉えたパキスタン北部です。大部分は険しい山岳地帯で、幾筋もの尾根と谷が、複雑に延びています。尾根筋は「ノ」の字を書いたように曲がっており,この一帯が南方より強い力を受けていることがわかります。図の下の平野には首都イスラマバードと、隣接する歴史のある都市ラワルピンディがあります。左には、インダス川を堰き止めてできたタルベラ・ダム湖の一部が見えています。図の右上の×印は、2005年10月8日に発生したマグニチュード7.6の地震の震源地*を示しています。地震の被害が大きかったムザファラバードは震源から西へおよそ14 km、バラコットは震源から北西へおよそ28 km、アボタバードは震源から南西へおよそ40 km、バトグラムは震源から北西へおよそ62 kmのところに位置しています。

フレームAはイスラマバードの拡大図で、一辺約2 kmの正方形を基本単位として、計画的に土地が区画整備された様子がよく分かります。

フレームBはラワルピンディの市街地の拡大図です。イスラマバード空港はイスラマバードよりもラワルピンディの近くにあります。

フレームCはムザファラバードの拡大図です。ムザファラバードはジェラム川がその流れを北西から南に鋭く変えるとともに、キシャンガンガ川と合流する谷間に位置しています。

フレームDはクンハール川に沿った谷間に位置するバラコットの拡大図です。

フレームEは高原の避暑地、アボタバードの拡大図です。

フレームFは日本の国際緊急援助隊が活動しているバトグラム周辺の拡大図です。

被災された方々にお見舞い申し上げるとともに、被災地の一日も早い復興をお祈りいたします。



参考サイト:
*米国地質調査所ホームページ(英語)
パキスタン政府公式サイト(英語)

観測画像について:
(図及びフレームA〜E)
観測衛星: 地球観測プラットフォーム技術衛星「みどり」(ADEOS)
観測センサ: 高性能可視近赤外放射計(AVNIR)
観測日時: 1997年1月9日
地上分解能: 16 m
地図投影法: UTM(ユニバーサル横メルカトール)
AVNIRの 4つの観測バンドのうち、可視域の610〜690ナノメートル(バンド3)、近赤外域の760 〜890ナノメートル(バンド4)、可視域の520 〜600ナノメートル(バンド2 )のデータにそれぞれ赤、緑、青色を割り当てたカラー合成画像です。この組合せでは、肉眼で見たのと同じような色合いで植生を強調した画像となり、次のように見えています。なお、元画像の分解能は16 mです。
緑:森林、草地
灰紫:市街地、河原
黄土色:露出した土壌や岩石
白:建物、雪、雲
濃い紫:水面
黒:水面、濃い陰、データのないところ

(図1の北西部及びフレームF)
観測衛星: 地球資源衛星1号「ふよう1号」(JERS-1)
観測センサ: 可視近赤外放射計(VNIR)
観測日時: 1993年9月29日
地上分解能: 18.3 m×24.2 m
地図投影法: UTM(ユニバーサル横メルカトール)
 可視域の630〜690ナノメートル、近赤外域の760〜860ナノメートル、可視域520〜600 ナノメートルの各バンドに赤、緑、青色を割り当てているので、上記のAVNIR画像とほぼ同じように見えています。

関連サイト:
国際災害チャーターのページ(英語)
国際協力機構のニュースリリース
アジア南西部の大規模な褶曲構造


付録:
パキスタンについて:
歴史
  1947年8月14日 イギリス領インドから独立。首都はカラチ(1958年まで)
  1960年代以降 新首都の建設開始
  1980年代まで ラワルピンディが暫定首都
  1990年代以降 イスラマバードが首都

面積   79万6095平方km
人口   1億4903万人
本文ここまで。
画像:人工衛星の情報を掲載 サテライトナビゲーター
画像:衛星利用の情報を発信 衛星利用推進サイト
画像:衛星から見た地球のデータ集
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