地球が見える 2008年
2008年初の黄砂
図1(3月2日)及び図2(3月3日)はNASAの地球観測衛星Terraが観測した日本周辺の画像です。図1では中国から朝鮮半島にかけて、図2では九州及び日本海上にかけて濃い黄褐色の黄砂がはっきり見えています。 黄砂は中国の沙漠域や農地などで巻き上げられた砂が偏西風に乗って飛来してくる現象です。また、中国の工業地帯を通過する際に、大気汚染物質(硫黄酸化物、窒素酸化物、水銀などの重金属など)を吸着し、汚染物質も一緒に運び込まれてきますので健康上への影響も危惧されています。
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