地球が見える 2007年
アラビア半島の商都・保養地、ドバイ
ドバイは紀元前の時代から海上交易の中継地として図右上のクリーク(天然の運河)を中心に栄えてきました。現在のドバイは1971年12月に結成されたアラブ首長国連邦(UAE)を構成する首長国の一つとして、商業と観光を中心に経済発展を続けています。 図の左下にはリゾート施設として工事中の人工島パーム・ジュベルアリ、自由貿易地区を擁し、世界最大の人工港であるジュベルアリ港、2008年までに一部完成し、当初貨物便に使われる予定で工事中のジュベルアリ国際空港が見えています。図の右上には第三のパーム・アイランドとして工事が始まったパーム・デイラの一部が見えています。
図右上にはクリークとドバイ国際空港が見えています。クリークの一番奥は鳥獣保護区になっています。 図中央にはラクダのレースコースとナド・アルシバ競馬場が見えています。 沿岸部の緑地は公園やゴルフ場などです。赤枠4と6の中やその周辺をよく見ると、左上に細長く伸びる小さな陰が数多く見え、高層ビルがたくさんあることが分かります。 図左下には巨大レジャー・ショッピング施設モール・オブ・エミレーツがあり、この中には人工スキー場があります。
図3の中央の黒い帯はクリークです。クリークの右岸はデイラ地区、左岸はバール・ドバイ地区で、スークと呼ばれる昔ながらの市場があります。クリークの右岸に多くの船着場が櫛の歯のように見えています。赤と青の色メガネを使って見ると、クリークの右岸のデイラ地区が段丘になっていることが手に取るように見えます。
赤青メガネをかけずに海上を見ると、水色と赤の船の航跡が見えます。赤の画像は後方視の画像で、水色の画像は直下視の画像を表しており、後方視の画像は直下視の画像の約45秒後に取得されるので、赤い航跡は水色の航跡の約45秒後の位置を示していることになります。
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