地球が見える 2005年
雪化粧した新年の関東地方
山添いが雪化粧した新年1月2日の関東地方をNASAのMODISセンサが捉えました。 昨年末の12月29日,31日と続けて関東地方で雪が降り、高速道路の通行止め,鉄道のダイヤの乱れ等、年末の生活に大きな影響を及ぼしました。 日本上空に寒気が南下してきていたところに、日本の南西海上で発生した低気圧が日本の南岸沿いを発達しながら北東に進んだために関東地方の平野部でも雪が降りました。画像右上の筑波山と左下の箱根山を結ぶ線の北西側に雪が残っていますが、その線の南東側は雪が残っていないことがよく分かります。また、富士山の山麓にも雪が積もっている様子が見えています(MODIS準リアルタイム画像のページの他の画像と比べると動いていないので、雲でないことが分かります)。なお、伊豆半島の東側に見える白い部分は雲です。 このような気圧配置は「南岸低気圧型」と呼ばれ、例年2月から3月にかけて太平洋側で降る大雪はこの気圧配置によるものです。 首都圏では雪が積もることがあまりないために、少しの積雪でも生活に大きな影響を及ぼします、特に雪や凍った路面でのスリップによる交通事故,転倒によるケガが多数発生します、注意が必要です。
関連サイト: 宇宙から見た浅間山 アニメで見る浅間山の噴煙 MODIS準リアルタイム画像 (250m→Tokyowanと進んでください。画像の左上に浅間山があります。) |