地球が見える 2011年
桜島と鹿児島
図1 桜島とその周辺
図1は、ALOS(だいち)が2008年11月に撮影した桜島とその周辺の画像です。画像中央に写っている湾が鹿児島湾(錦江湾(きんこうわん)とも呼ばれています)で、その中に見える島が桜島です。桜島の東側は大隅半島に接しています。海を挟んだ西側は薩摩半島です。鹿児島湾に面した市街地、左から鹿児島市、姶良市(あいらし)、霧島市が見て取れます。なお、桜島は鹿児島市に属しています。 図2 桜島の全景
図2は、桜島の全景です。桜島は、1914年の噴火により対岸の大隅半島と地続きになりました。現在、大隅半島とは道路で、鹿児島市とはフェリーで結ばれています。 図3 鹿児島市中心部の拡大画像
(Google Earthで見る鹿児島市中心部(kmz形式、5.54 MB低解像度版)) 図3は、鹿児島市の中心部の拡大画像です。画像の中央部分を流れているのが、甲突川(こうつきがわ)です。かつては、5つの大きなアーチ石橋が架かり、「甲突川の五石橋」として親しまれていましたが、1993年の集中豪雨による洪水で2つの橋が流失しました。画像の右上にある石橋記念公園には、残った3つの橋が移設され、五石橋の歴史や技術等を伝えています。 ![]() 九州新幹線 現在、九州新幹線は鹿児島ルートのうちの、鹿児島中央駅と熊本県八代市の新八代駅の間で開業しています。新八代駅から福岡県の博多駅までは在来線の特急に乗り継ぎ、鹿児島中央駅と博多駅は約2時間10分で結ばれています。 ![]() 天文館 天文館の名前の由来は、1779年に島津重豪(しまづ しげひで)が、天文観測所「明時館(めいじかん)」を設置したことによります。 参照サイト観測画像について![]()
AVNIR-2 は、4つのバンドで地上を観測します。図は、いずれも可視域のバンド3(610 〜 690ナノメートル)、バンド2(520〜600 ナノメートル)とバンド(420〜500ナノメートル)を赤、緑、青に割り当てカラー合成しました。この組合せでは、肉眼で見たのと同じ色合いとなり、次のように見えています。
(図2〜3) |