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地球が見える 2007年

2007 ラニーニャの夏

気象庁は2007年6月11日にエルニーニョ監視速報第177号において「現在、ラニーニャ現象が発生しているとみられ、秋まで続く可能性が高い。」と発表しました。

エルニーニョ、ラニーニャの開始および終息は当「地球が見える」でも度々報告しております。南米ペルー沖の海面水温は数年周期で変動していることが以前から知られており、それ自体は異常現象ではありません。しかし、熱帯のみならず世界中の気候に大きな影響を与えていることから異常気象の原因のひとつと考える人もいます。
図1 エルニーニョ監視海域における海面水温偏差の時系列変化
図1はNASAの地球観測衛星Aqua搭載の改良型高性能マイクロ波放射計AMSR-Eによるエルニーニョ監視海域における海面水温偏差の時系列図です。今年(2007年)の春以降低い状態が続いています。

図2 AMSR-Eで観測した海面水温偏差分布
(2006年12月28日〜2007年1月1日の5日平均)
図3  AMSR-Eで観測した海面水温偏差分布
(2007年6月10日〜2007年6月14日の5日平均)
図2と図3はAMSR-Eから算出した海面水温の平年値との偏差です。図2が今年1月、図3が今年6月の偏差を示しており、図2ではエルニーニョ監視海域(図中黒枠の領域)が平年値より水温が高いので赤く、図3では平年値より水温が低いので青く表されております。

一般に、ラニーニャが発生する時は季節の特徴を強調する傾向があります。つまり、ラニーニャの夏は日本付近では猛暑となりやすいと言われています。

もしそのとおりになれば、気象庁が今年から使い始めた言葉である「猛暑日」(最高気温35℃以上の日のこと)を聞く機会が増えると思います。そうすると、この「猛暑日」という聞き慣れない言葉に対して違和感を覚えなくなる日が意外に早く来るかもしれません。



参照サイト:
エルニーニョ監視速報第177号(気象庁のサイト)
ラニーニャ現象に伴う日本の天候の特徴(夏)(気象庁のサイト)
予報用語(猛暑日)(気象庁のサイト)

観測画像について:
(図2〜図3)
観測衛星: 地球観測衛星Aqua(NASA)
観測センサ: 改良型高性能マイクロ波放射計AMSR-E (JAXA)
観測日時: 2006年12月28日〜2007年1月1日(図2)
2007年6月10日〜6月14日(図3)

関連サイト:
AMSR-Eが捉えたエルニーニョ現象の発生
ラニーニャ現象の終息
AMSR-Eが捉えたラニーニャ
エルニーニョに関する気象庁のページ
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