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地球が見える 2007年

ケープタウン:南アフリカ共和国発祥の地

図1 ケープタウン周辺
(Google Earthで見るケープタウン (kmz形式、1.01MB、低解像度版))
図1は、陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)に搭載された高性能可視近赤外放射計2 型(AVNIR-2)が2006年12月に南アフリカ共和国のケープタウン周辺を観測したものです。

ケープタウンは、この画像で、湾曲して南に延びているケープ半島のちょうど根本のあたりに位置しています。ケープ半島の西側は大西洋、東側はフォールス湾です。ケープタウンの12月は乾季に当たるので、植物は枯れた状態にあり、陸域が全体的にこげ茶色に見えています。ケープ半島の先端部分は、「ケープ植物区保護地域群」として2004年に国際連合教育科学文化機関(UNESCO)の世界自然遺産リストに追加されました。

ケープタウンは、アフリカ大陸の最南端に位置する南アフリカ共和国でヨハネスブルグに次いで二番目に大きな都市です。共和国立法議会が開かれる立法上の首都でもあります。1652年にオランダ東インド会社の補給基地が建設されたのがこの町の始まりで、この国の発祥の地として別名マザー・シティーとも呼ばれます。

喜望峰は、この町から南に約50 km下ったケープ半島の先端にあります。喜望峰は当初、アフリカ大陸の最南端と思われていましたが、この画像の中でもお分かりのように、隣のケープポイントの方が若干南にありますし、実際には喜望峰から東南東に約150 km行ったところにあるアグラス岬が最南端です。このアグラス岬を境にして、東側がインド洋、西側が大西洋と定義されています。インド洋側を流れる暖流のアグラス海流と大西洋側を流れる寒流のベンゲラ海流がぶつかっている地点は、時に大きく変動しますが、大体ケープポイントとアグラス岬の間になります。

ケープタウンの北、約12 kmのところにある島がロベン島で、アパルトヘイト時代(1971〜91年)には主に政治犯が収容された黒人専用の刑務所島でした。ネルソン・マンデラ氏もここに収容されていました。1997年から博物館となり、1999年にUNESCOの世界文化遺産リストに追加されました。

ケープタウンの東、約15 kmのところにはケープタウン国際空港があります。東方約35km離れたところにあるステレンボッシュは、ケープタウンに次いで、南アフリカで二番目に古い町で、1659年に創設されました。この町の周辺一帯は地中海性気候で肥沃な土地のため、創設当時からワイン用のブドウ作りが行われており、ワイナリーも多数存在していることから、ワイン・ランドと呼ばれています。南アフリカは、最近は非常に高品質なワインを生産するようになっており、ステレンボッシュは、そのワイン生産の中心地として、特に赤ワインの生産に定評があります。

図2 ケープタウン中心部の拡大画像
図2は、ケープタウン中心部の拡大画像です。ケープタウンは、テーブル湾に面した港町で、南側がテーブル・マウンテン、シグナル・ヒルなどの山々に囲まれています。テーブル・マウンテンは、頂上が平らな岩山で、まるでテーブルのように見えることからこの名前が付いています。ケープタウンの象徴とも言える海抜1,087 mの山です。テーブル・マウンテンの隣、町の西方にある丘は二つの頂を持ち、この画像からも想像出来るように、ライオンが横たわっているように見えるので、南側の頂をライオンズ・ヘッド(ライオンの頭)、北側の頂をライオンズ・ランプ(ライオンの尻)と呼ばれます。ランプの方は、平日の正午に号砲を発する大砲があるので、シグナル・ヒルと一般には呼ばれています。

ケープタウン駅のすぐ南に五角形のキャッスル・オブ・グッド・ホープがあります。これは、オランダ東インド会社総督の公邸として建設されたもので、現在は、西ケープ陸軍司令部に使われています。五角形の城壁の一辺は、175 mあります。また、国会議事堂もこの近くにあります。



観測画像について:
(図1及び図2)
観測衛星: 陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)
観測センサ: 高性能可視近赤外放射計2型(AVNIR-2)
観測日時: 2006年12月5日9時14分頃(世界標準時)
地上分解能: 10 m
地図投影法: UTM(ユニバーサル横メルカトール)
AVNIR-2は、衛星の進行方向と直交する方向に観測領域を変更することのできるポインティング機能を持っていて、 4つのバンドで地上を観測します。このうち、バンド3 (610〜690ナノメートル)、バンド2 (520〜600ナノメートル)とバンド1 (420〜500ナノメートル)を赤、緑、青に割り当ててカラー合成しました。この組合せでは、肉眼で見たのと同じような色合いとなり、次のように見えています。
深緑色、焦げ茶色: 森林
緑色、薄茶色: 草地、畑地
灰色: 市街地、道路
赤、青、白: 建物の屋根、砂浜
濃紺: 水面(川、湖、海)

関連サイト:
ALOS 解析研究ページ
インド洋に近い世界一美しい街:西オーストラリア州パース
地球が見える 陸地・地形
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画像:人工衛星の情報を掲載 サテライトナビゲーター
画像:衛星利用の情報を発信 衛星利用推進サイト
画像:衛星から見た地球のデータ集
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