地球が見える 2006年
AMSR-Eが捉えたエルニーニョ現象の発生
気象庁は2006年12月11日にエルニーニョ監視速報No.171において「エルニーニョ現象が今秋から発生している可能性が高く、春までは持続する見込みである。」と発表しました。
アニメーションでは2006年1月から12月中旬までの、7日平均の海面水温と海面水温偏差の時間変化を見ることができます。 図1下のエルニーニョ監視海域に注目すると、1月から3月にかけては「AMSR-Eが捉えたラニーニャ」で紹介したラニーニャ現象による負の水温偏差が広がって青く見えていましたが、6月にはラニーニャ現象は終息し(関連記事:「ラニーニャ現象の終息」)、秋以降は正の水温偏差が強まって赤く見えていることがわかります。
太平洋赤道域の海面水温の最新情報については、エルニーニョウォッチ "El Niño Watch"ページをご覧ください。
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