地球が見える 2006年
蔵王の東西の2県庁所在地:仙台と山形
西側の青葉山には1601年に伊達政宗が築城した仙台城の跡があります。仙台城は平山城(ひらやまじろ)であり、蛇行する広瀬川が天然の外堀となっています。この城は江戸時代(1603年〜1867年)を通じて仙台藩の藩主を務めた伊達氏代々の居城でした。
山形の市街地の中心には四角いお堀を持つ霞城(かじょう)公園が見えます。これは1601年に最上義光(もがみよしあき)が大改築した山形城の二の丸の跡で、見えているお堀は二の丸堀です。山形城は平城(ひらじろ)で三の丸を含めた広さは71万坪(235万平方メートル)に及び、全国有数の規模を誇りました。江戸時代には、ここに山形藩の政庁が置かれました。 霞城公園の東には山形県庁が見えています。図右の谷筋には山寺として有名な立石寺(りっしゃくじ)があります。図上の天童市の市内には、毎年花見の頃に行われる人間将棋で有名な舞鶴公園が見えています。 4月14日現在、陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)の軌道上初期チェックアウトの作業は順調に進んでいます。
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