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地球が見える 2004年

アニメで見る浅間山の噴煙

図1 浅間山の噴煙の様子
(2004年11月10日10時33分)

本年(2004年)9月1日から始まった浅間山の今回の火山活動がまだ続いている様子を、NASAの地球観測衛星TerraとAquaに搭載されているMODISセンサが捉えました。図1は良く晴れ上がった関東甲信地方を捉えており、左上の浅間山から白い噴煙が南の方向におよそ25km延びている様子が分かります。また、左下には、頂上に雪をかぶった富士山が、上には日光の山々が、右上には筑波山がそれぞれ見えています。標高の高い山岳地帯は茶色っぽく見えており、紅葉が進んでいることが分かります。

図2 浅間山の噴煙の様子のアニメーション
(11月5日から12月3日)

図2は、11月5日から12月3日までの晴れた日の浅間山の噴煙の様子をアニメーションで見ることができます。日によって、噴煙のある/なし、噴煙の長さ、噴煙の方向が異なりますが、季節風のため、南ないし南東方向に噴煙が延びることが多くなっています。浅間山の風下に当たる地域では降灰に注意する必要があります。

日本付近では、北米プレート、太平洋プレート、フィリピン海プレート、ユーラシアプレートの4つのプレート(*1)がひしめき合っていて、フィリピン海プレートはユーラシアプレートの下に、太平洋プレートは北米プレートとフィリピン海プレートの下に、それぞれ1年に数cmの速度で潜り込んでいます。この潜り込みに伴う摩擦熱で、プレート自身が融けたり、摩擦によってプレートから生じた水分がプレートを融かしたりして、マグマが発生します。マグマは比重が軽いため、上昇して、火山をつくります。日本列島は複数のプレートが潜り込んだところにあるので、火山が多く、およそ800ある世界の活火山のうち、日本には1/10の活火山があります(*2)。日本列島に日本人の祖先が住み始めたのは、3〜2万年前のこと(*3)ですが、それ以来、私たちは火山灰などの被害に悩まされつつ、一方では、観光資源となる美しい風景や温泉、ミネラル水などの地下資源の恩恵を受け、火山と共生してきたのです。



参考文献・サイト:
(*1)気象庁の解説ページ
(*2)力武常次著「簡明 地球科学ハンドブック」聖文社1992
(*3)国立科学博物館のサイト「日本人はるかな旅展」

観測画像について
(図1)
観測衛星: 地球観測衛星Terra(NASA)
観測センサ: MODIS(NASA)
観測日時: 2004年11月10日10時33分ころ (日本標準時)

(アニメーション)
観測衛星: 地球観測衛星Terra及びAqua(NASA)
観測センサ: MODIS(NASA)
観測日時: 2004年11月5日10時15分(日本標準時)
11月7日10時5分(日本標準時)
11月9日 13時4分(日本標準時)
11月10日10時33分(日本標準時)
11月13日12時41分 (日本標準時)
11月17 日10時40分(日本標準時)
11月21日10時16分(日本標準時)
11月23日10時5分 (日本標準時)
11月24日12時23分 (日本標準時)
11月27日12時52分(日本標準時)
12月1日10時52分(日本標準時)
12月3日12時18分(日本標準時)

(図1とアニメーション共通)
受信: 東海大学情報技術センター
解析: JAXA/EORC

色付けは、MODISのチャンネル1, 3, 4を用いて、チャンネル1(620〜670 nm)に赤、チャンネル4(545〜565 nm)に緑、チャンネル3(459〜479 nm)に青を割り当てて合成しています。このため、概ね肉眼で見たのと同じように見えています。画像の分解能は500 mです。

深緑: 森林
茶色: 紅葉した森林または露出した岩肌(富士山の山麓)
白: 噴煙、雲または雪
灰色 : 市街地または田畑
青: 海面

関連サイト:
宇宙から見た浅間山
MODIS準リアルタイム画像
(250m→Tokyowanと進んでください。画像の左上に浅間山があります。)
有珠山情報
衛星画像ギャラリー
三宅島情報

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画像:人工衛星の情報を掲載 サテライトナビゲーター
画像:衛星利用の情報を発信 衛星利用推進サイト
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