1997年11月27日に日米共同ミッションとして打ち上げられた熱帯降雨観測衛星(TRMM)は、「雨」を正確に測ることに目的を特化して作られた最初の衛星です。TRMMは現在も順調に観測を継続しており、今年11月28日に打上げから15周年を迎えます。その成果は、科学的な知見の拡大だけでなく、数値天気予報での現業利用や、TRMM衛星を中心とした複数衛星データによる全球降水マップ(GSMaP、TMPA/3B42等)の開発、その洪水予警報への利用といった、衛星降水観測による社会的な貢献にまで拡がりつつあります。
本シンポジウムでは、TRMM衛星が打上げ15年目の節目を迎えるにあたり、TRMM衛星のこれまでの科学的・社会的成果を総括し、2014年初めに主衛星を打ち上げ予定の全球降水観測(GPM)計画に向けた展望をまとめます。また、統合的水資源管理・危機管理における衛星リモートセンシング技術の適用について、TRMM衛星や最近運用を開始した第一期水循環変動観測衛星「しずく」(GCOM-W1)衛星による活用例を紹介すると共に、衛星が果たす役割や将来への期待に関する議論を行います。
日 時 | 2012年11月12日(月)10:00〜17:00 |
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開催場所 | 大手町サンケイプラザ ホール(4F) |
主 催 | 宇宙航空研究開発機構(JAXA)、米国航空宇宙局(NASA)、情報通信研究機構(NICT) |
後 援 | 内閣府宇宙戦略室、文部科学省、総務省、国土交通省、気象庁 |
定 員 | 300名 |
登 録 | 事前登録制、入場無料 |
言 語 | 日本語・英語(同時通訳あり) |