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2017年お知らせ

平成29年5月9日
宇宙航空研究開発機構

全球降水観測計画(GPM)標準プロダクト(バージョン5)のリリース開始について

JAXAおよび米国NASAは、全球降水観測計画(GPM)標準プロダクト(バージョン5)のリリースを開始しました。2017年5月9日より、以下のGPMプロダクトをバージョン5(V05A)に更新しました。2014年3月以降のデータの再処理も実施されます。

GPM satellite/DPR L1~L3 ver. 05A
GPM satellite/GMI L1~L3 ver.05A
GPM satellite/DPR-GMI(Comb) L2~L3 ver.05A
GPM constellation satellites/MWS L1C ver.05A

バージョン5プロダクトは地球観測衛星データ提供システムG-Portalから取得できます。

主なGPM/DPRプロダクトのバージョン5での改良点は以下です。
1) 定常運用段階で取得された軌道上校正結果を反映して、DPRの校正係数を変更する。
2) これまで得られた知見をDPRアルゴリズムに反映することで2周波情報を高度利用し、高精度化を図る。

特に2)については、雨滴粒径分布(DSD)データベースの導入し、二周波プロダクトのDSDパラメータを、Ku & Ka単体アルゴリズムに初期値として導入することで、 Ku & Ka単体と2周波で、より一貫性のあるプロダクト作成を可能としました。また、DPRデータが蓄積し、研究開発が進んだことで、二周波情報をより高度に活用した手法の導入が可能となり、雹や霰のような降水粒子情報の診断(flagHeavyIcePrecip)、地表での降雪の診断(flagSurfaceSnowfall)のような変数が追加されました(図1、図2)。

詳細は、以下のURLをご参照ください。
http://www.eorc.jaxa.jp/GPM/doc/product_info_j.htm

GMI、DPR-GMI(Comb)、GPM constellation satellites/MWS L1Cプロダクトの改良点については、以下のURLをご参照ください。
https://pps.gsfc.nasa.gov/GPMprelimdocs.html

なおGPM/DPR潜熱プロダクトおよびDPR-GMI(Comb)潜熱プロダクトのバージョン5のリリース開始は7月以降の予定です。そのため潜熱プロダクトおよびDPR-GMI(Comb)潜熱プロダクトのバージョン5開始までの間、これらのプロダクトのバージョン4での処理・提供を停止します。

バージョン5でのDPR-Level 2プロダクトでのフォーマット変更点

図1 バージョン5でのDPR-Level 2プロダクトでのフォーマット変更点


2016年1月18日の日本の降雪事例における、DPR-Level 2プロダクトのflagSurfaceSnowfall(地表での降雪の診断情報)(左図)と、flagSurfaceSnowfallをもとに地表降水強度を分類(青赤)+気象庁アメダス(記号)(右図)。flagSurfaceSnowfallは気象庁アメダスでの分類とよく対応していることがわかる。

図2 2016年1月18日の日本の降雪事例における、DPR-Level 2プロダクトのflagSurfaceSnowfall(地表での降雪の診断情報)(左図)と、flagSurfaceSnowfallをもとに地表降水強度を分類(青赤)+気象庁アメダス(記号)(右図)。flagSurfaceSnowfallは気象庁アメダスでの分類とよく対応していることがわかる。

本文ここまで。
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