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地球が見える 陸地・地形
付録:
サハ共和国の面積は310万km2で、日本の面積の8倍以上あり、国土の大部分は永久凍土に覆われています。また、サハ共和国東部(ヤクーツクの東約850 km)のオイミャコンでは1926年1月に-71.2℃の最低気温が計測されたと言われており、北半球の寒極が位置しています。主な産業は、ダイヤモンドや金、銀、石炭を始めとした鉱業、林業、木工業で、石油、天然ガスも埋蔵されています。特にダイヤモンド生産はロシアの99%、世界の25%以上を占めています。
レナ川はバイカル湖の西岸のバイカル山脈に源を発して概ね北東に流れ、ヤクーツクの辺りで北に向きを変え、北極海の一部であるラプテフ海に注ぎます。全長4,400 kmで世界で10番目に長い川です。レナ川流域の雪解けは南側の上流から始まるため、中・下流でしばしば洪水が発生します。2001年5月にはヤクーツクの西南西800 kmのレンスクの全市が水没する被害を受けました。
近年、シベリアでは融け出した永久凍土の中から冷凍保存された状態のマンモスが見つかる事例が増えていますが、これは地球温暖化の影響と考えられます。昨年(2005年)、愛知県で開催された愛・地球博で公開されたマンモスの頭部は、ヤクーツクの北約1,200 kmのユカギル村の近くで2002年秋に発見され、一旦、マンモス博物館に運びこれまれ、その後、日本に空輸されました。
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