CPRはJAXA/NICTが共同で、他のセンサー(ATLID, MSI, BBR)は欧州宇宙機関が開発を担当しています。衛星バスや打ち上げ、そして追跡管制は欧州宇宙機関の下で行われます。各センサーから送信されたデータの処理は、それぞれセンサーの担当側が処理をすることになっており、JAXA/NICTはCPRのデータについて処理を行うことになります。処理されたデータ(レベル1データ)は、JAXAおよび欧州宇宙機関の両方に蓄積され、その後のデータ高次処理を待つことになります。
表1はJAXAと欧州宇宙機関(ESA)のEarthCAREプロジェクトにおける役割分担を示しています。JAXA・ESA体制