近年、地球規模の環境問題解明のために人工衛星(地球観測衛星)から地球を観測する衛星リモートセンシング技術に強い期待が寄せられるようになりました。
宇宙航空研究開発機構/地球観測センターは、地球観測衛星を用いた衛星リモートセンシング技術の確立・発展のための施設として1978年10月に埼玉県比企郡鳩山町に設立されました。当センターでは、地球観測衛星から送られてくる情報を毎日受信し、コンピュータによる画像処理を施してデータをDVD-R、CD-ROM等の媒体に記録し、国内外のデータ利用者・研究者に提供しています。
※DLTと8mmテープにつきましては、提供サービスを終了しました。(平成19年6月11日)
現在、当センターではアメリカと日本が共同開発した熱帯降雨観測衛星(TRMM)及びAqua衛星のデータ処理等を行っています。我が国の地球観測衛星とし ては、海洋観測衛星「もも1号」(MOS-1)、地球資源衛星1号「ふよう1号」(JERS-1)、地球観測プラットフォーム技術衛星「みどり」(ADEOS)、環境観測技術衛星「みどり-II」(ADEOS-II)、陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)が 打ち上げられました。これらの観測データは、環境保全、土地利用、海洋調査、資源 調査、防災、農林業、漁業等の広範な分野にわたって利用されています。
さらに宇宙航空研究開発機構では2009年1月に地球温暖化の原因となる「温室効果ガス」の濃度分布を観測し、「京都議定書」で定められた二酸化炭素(CO2)の排出量削減に貢献することを目的とした温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)を打ち上げました。
地球環境の観測には国際協力が不可欠であり、当センターもNASA、CNES等の世界の宇宙機関と協力して、観測データの利用・普及に取り組んでいます。
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