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南京の洪水 TMとMESSRのモザイク画像


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 上記写真は、中国の南京北西約150kmの平野を流れる河下流約350km四方の地域のアメリカの地球観測衛星ランドサット5号(LANDSAT-5)セマティックマッパー(TM)海洋観測衛星1号「もも1号」(MOS-1)可視近赤外放射計(MESSR)のモザイク画像である。1991年(平成3年)夏期に発生した大規模な洪水の様子を示している。使用した主なデータは同年8月のTMデータ2シーン(画像の右部)と同年7月のMESSRデータ4シーン(画像の左下部)、1987年(昭和62年)9月のTMデータ1シーン(画像左上部)である。MESSRの約4倍の観測領域をもつTMはモザイクの処理量を大幅に軽減するのでTMデータを優先し、TMデータが得られていない南西部についてMESSR4シーンを使用した。
 このような異種のセンサーデータのモザイクでは、観測波長、季節等の違いによる輝度の違い、分解能の違いを考慮する必要があった。作成したモザイク画像の空間分解能はMESSRの分解能と同じ50mで、可視光の緑バンド、赤バンド、近赤外バンドの3チャンネルで構成される。7月〜9月にかけての同地域の植生の変化は十分な輝度調整ができないほど劇的である。また、中央部の水域には不連続部分があるが、これは洪水時のデータ欠落部を洪水前のデータ(1988年(昭和63年)および1989年(平成元年))で補充したためである。
 なお、本画像は科学技術振興調整費による総合研究の一環として1993年(平成5年)度から発生したグローバル・リサーチ・ネットワーク制度の下の「地球科学技術研究のための基礎的データセットの作成研究」で得られた成果である。

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