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スーダンの扇状地


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 ここはスーダンの東南端に位置し、紅海に面した扇状地です。この画像の南側はハモイェット山という標高2,780mの山の山裾にあたります。その西方に緑のラインが見えますが、バラカ川というワジです。ワジとは、雨が降ったときだけ水が流れ、普段は乾燥気候のため瓦礫の川床があるだけの川のことです。
 バラカ川の上流には大小様々なワジがバラカ川に合流しています。普段は乾燥した砂や土が川床にあるだけですが、年に数回降る砂漠の雨は集中豪雨のように降ります。この雨水がバラカ川に集まり、険しい山岳部を奔流となって平野部に流れてきます。急傾斜を大量の土砂を含みながら出てきた水流は、無数の分流となって土砂を山の麓から海に向かって堆積し、扇形の平野を長い年月を経て形成します。この扇状地は乾燥山岳地帯にできる典型的な扇状地です。バラカ川が平野部に出たところで、白っぽい乾燥地となっており、海岸に近づくにつれて緑の植生域が盛んになっているのが分かります。これは扇状地特有の現象で、浸透性の良い瓦礫の堆積が多くなると地下水として流れ、海岸沿いの平野部に来ると再び川となって大地を潤します。更に、細かい土砂は海へ出て、三角州を形成しています。


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