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地球観測センターニュースNo.33


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TRMMデータ取得処理等システムの紹介

地球観測センター(EOC)は、TRMM(熱帯降雨観測衛星、1997年度打ち上げ予定)用のデータ取得処理等システムを開発しています。
TRMMは、NASDAの開発した降雨レーダなど5種類の観測センサを搭載しており、世界で初めて人工衛星からの降雨観測に挑戦するNASA/NASDAの共同プロジェクトです。TRMM衛星は、赤道付近を中心に北緯35度から南緯35度までの範囲を1日に約16周観測します。観測幅はセンサにより異なりますが、降雨レーダでは約200km(分解能は約4km)です。
TRMM衛星の観測データは、NASAのデータ中継衛星(TDRS)により、1周回ごとに地上に伝送されます。
NASAの地上システムでは、1日単位でセンサごとの観測データに編集します。EOCはNASAの作成した降雨レーダの観測データを、オンラインネットワークにて取得することになっています。
観測データは、処理設備にて降雨のレーダ反射量もしくは降雨強度に変換処理されます。降雨レーダは、降雨の高さ方向のプロファイルが得られるということで、降雨の垂直構造などの解明が気体されています。
また、1ヶ月分のデータをまとめて、月間の降水量を求める統計処理を行い、全地球規模の月間降水量を精度良く求めることを目的としています。
利用者は、地球観測情報システムを利用することにより、今までの衛星データと同じように、カタログ検索、データ注文、8mm等の媒体提供サービスが受けられます。
trmm_data_system.gif
TRMM降雨レーダデータ処理システム構成図


インドネシア局整備について

地球環境問題は人類が抱える共通かつ緊急の課題であり、深刻に取り組まなければならない課題です。我が国に接して広がる太平洋では、地球全体の機構に影響を与えるエルニーニョ現象や熱帯のエネルギーを吸収した台風が生み出されていますが、これらの影響はいずれも非常に巨大であり、その解明には衛星による観測が不可欠です。このような背景から、アジア太平洋地域における地球環境の監視体制を早期に実現するために、インドネシアにJERS-1用の設備を整備しています。
このプロジェクトは、1981年1月12日に締結された、日本政府とインドネシア共和国政府間の科学技術協力協定に基づいて進められてきました。平成5年度から、スラウェシ島のパレパレにある、インドネシア国立航空宇宙研究所(LAPAN)の受信局内に、JERS-1用の受信・記録設備の整備を進め、平成7年度9月からJERS-1データ(合成開口レーダ(SAR)及び光学センサ(OPS))の受信を開始しています。パレパレ局は、海を見下ろす小高い丘の上にあり、見晴らしが良いため衛星の受信局に適しています。また、パレパレは東西に長いインドネシアのほぼ中央部にあり、ここに地球観測衛星の受信局を作ることで、インドネシアのほぼ全域が可視範囲に入ります。パレパレのJERS-1用受信記録設備は、主として以下のような設備から構成されています。


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