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地球が見える 2019年

気候変動観測衛星「GCOM-C」が捉えたインドシナ半島の大気微粒子

一昨年種子島宇宙センターより打ち上げられた「しきさい」は、順調に地球の観測を続けています。今回は、「しきさい」が捉えた大気汚染物質の様子を紹介します。

広範囲での大気汚染物質は、人工衛星で観測することができます。JAXAの気候変動観測衛星「GCOM-C」はPM2.5や砂塵などの大気中の微粒子を全球規模で観測することができます。その中でも、「GCOM-C」の特徴の1つである偏光の測定を利用すると、PM2.5のような小さい微粒子を従来よりも捉えやすくなります。

図1は、「GCOM-C」が1月29日の10時頃(インドシナ時間)に観測した画像で、左図が人間の目で見たものに近いRGB画像(RGBに赤、緑、青バンドの観測データを割り振った画像)、右図の陸上は偏光の画像(偏光輝度;単位はW/m2/µm/sr)です。右図の偏光輝度は赤色であるほど小さい微粒子の濃度が高いことを示しますが、この日時にはタイの西部・南部からカンボジアやベトナムの南部にかけて、高い偏光輝度が観測されていることがわかります。

「GCOM-C」が観測したデータを解析することで、こういった大気中の微粒子による濁り具合を定量的に表わすことができます。図2は、図1と同じ観測日時で、「エアロゾル光学的厚さ」と呼ばれる、大気の濁り具合を推定した結果です。0.1未満では大気は透明度が高いことを示し、1.0に近づくにつれて非常に濁った状態を示します。やはり、タイ首都バンコク周辺からカンボジア首都プノンペン周辺にかけて、高い値(黄色から赤色)が示されており、大気微粒子の濃淡の様子が非常に広範囲で詳細に捉えられていることがわかります。

図1と同じ日時における観測データから推定された、大気中の微粒子による濁り具合。「エアロゾル光学的厚さ」という物理量で表され、図は陸上の結果を示している。

図2 図1と同じ日時における観測データから推定された、大気中の微粒子による濁り具合。「エアロゾル光学的厚さ」という物理量で表され、図は陸上の結果を示している。

今回ご紹介した大気補正済み地表面反射率データやエアロゾル光学的厚さのデータは、JAXAの「地球観測衛星データ提供システム(G-Portal)」から提供されています。

関連情報


観測画像について

画像:観測画像について

図1~2

観測衛星 気候変動観測衛星「しきさい」(GCOM-C)
観測センサ 多波長光学放射計(SGLI)
観測日時 2019年1月29日10時頃(インドシナ時間)

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