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地球が見える 2018年

Today's Earth - Global (TE-Global)の公開について

EORCでは、東京大学からの協力を得て、JAXAが提供する衛星全球降水マップ(GSMaP)やMODIS放射情報、気象庁から提供されている大気再解析データ(JRA-55)等を使用して、陸上での水循環をシミュレートして可視化・データ配布するシステムToday's Earth - Global(TE-Global)をウェブサイトから公開開始いたしました(図1)。

ウェブサイトのキャプチャ画面

図1 ウェブサイトのキャプチャ画面

TE-Globalでは上記の地表面大気データを用い、最長で1958年から現在時刻の数日程度前までの期間について、陸面物理過程モデル「MATSIRO5」と河川氾濫モデル「CaMa-Flood」を全球0.5度と0.25度格子でそれぞれ走らせた様々な計算結果を提供しています。得られた諸陸域水文量のうち、積雪量、土壌水分量、河川流量、洪水氾濫面積などについては、独立した現地観測や衛星観測データと比較検討し、その精度を確認しています。

TE-Globalが提供する様々な計算結果の一例として、図2(左図)では昨年2017年8月終わりに発生し猛威を振るったハリケーン・ハービー(Harvey)による北米南部での洪水被害の甚大さを、河川流量が普段のこの時期とくらべてどれくらい異なっていたかを表す指標(再帰期間と呼ばれる、何年に一度起こり得るかの指標)を用いて示しています。図を見ると、実際に大洪水となったメキシコ湾に面した地域(テキサス州ヒューストン近辺)において、非常に高い値(30年以上に一度)を示す場所が時間とともに広がっていることがわかります。TE-Globalでは、このような「普段と異なる」状況についてもわかりやすく閲覧することができ、利用者が普段の生活でより注意したり、現在や過去の地球の様子に思いを馳せたりすることが可能となっています。ぜひお試しください。

2017年8月23日~9月4日(標準時)にヒューストン周辺でTE-Globalが算出した河川流量再帰期間の分布変化

ハリケーン・ハービー進路図

図2 ハリケーン・ハービー進路図(右)と、2017年8月23日~9月4日(標準時)にヒューストン周辺でTE-Globalが算出した河川流量再帰期間の分布変化(左)。

関連情報

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