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地球が見える 2011年

首都バンコクに迫る洪水

 タイにおける大洪水について、タイ内務省災害軽減局(DDPM)はセンチネルアジア及び国際災害チャータに対し緊急観測を要請し、フランス国立宇宙研究センター(CNES)の協力によりSPOT-5が緊急観測を実施いたしました。
観測された画像はアジア工科大学地理情報センター(AIT/GIC)のプロジェクトマネージャ(注)に提供され、洪水域を抽出する解析が行われました。なお、現在AIT自体も洪水の被害を受け浸水しており(参考画像)、関係者は避難先において画像解析などに当たっております。
左の画像は洪水が発生する前に観測された画像であり、右の画像は本年10月19日に観測された洪水の状況を捉えた画像で、画像上部のアユタヤ県より中部のパトムタニ県やノンタブリ県に黒く写る浸水域が広がる様子がわかります。なお、この洪水は現在更に南下しており首都バンコクにもその被害が拡大してきていることタイ政府や各種メディアにて報告されております(2011年10月24日現在)。
また、この画像以外にも以下のセンチネルアジアのHPにて観測された種々の衛星画像を公開しております。
https://sentinel.tksc.jaxa.jp/sentinel2/thumbnailEmob.action?subset_name=Emergency+Observation&requestId=ERTHDP000007

(注)ここでのプロジェクトマネージャとは、国際災害チャータの枠組みにおいて各宇宙機関から送られている観測データを解析処理し要求元へ提供する役割です。


[参考] 本年10月中旬頃より冠水(©AIT)

※AITはバンコク中心部から北に40 km程のパトムタニ県南部に位置し、1959年の創立以来、東南アジアにおける様々な分野の人材育成を行う国際高等教育機関として活動しております。



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