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地球が見える 2005年

東南アジアの島々を含むJERS-1 SARモザイク画像


画像は1992年から1998年にかけて地球資源衛星1号(ふよう1号:JERS-1)に搭載された合成開口レーダ(SAR)が捉えた東南アジアの島々を含むモザイク画像です。左上のミャンマーから右のソロモン諸島まで、東西およそ8,000 km、経度で約70°に及ぶ広い範囲を捉えています。画像の灰色の明るさは、SARから送信された電波が地表面で反射されてどのくらいSARに戻ってきたかという割合を示しています。海や湖などの水面からはほとんど電波が返ってこないので、暗く見えます。反対に、バンコクなどの大都市ではビルなどの人工構造物がたくさんあって電波をたくさん反射するので、明るく見えます。森林は灰色に見えています。

上の画像のうち、ミャンマーからベトナム、マレーシアまでの東南アジア本土のモザイク画像のCD-ROMセット(SEA-1)は2003年に作成しましたが、この度、インドネシア、マレーシア、シンガポール、ブルネイ、東ティモール、フィリピン、パプアニューギニア及びソロモン諸島を含む東南アジアの全ての島嶼地域を対象としたCD-ROMセット(SEA-2)が完成しました。地上分解能100m、500m及び2kmの各モザイク画像がCD-ROMに納められています。

このような地域毎のモザイク画像は、地球の全ての熱帯域と北方域にわたる高分解能モザイク画像を作成するために設けられた、JAXA主導の国際共同プロジェクトであるJERS-1 SAR Global Forest Mapping(GRFM/GBFM)プロジェクトの一環として作成されました。GRFM/GBFMプロジェクトの枠組みでは、これまでに次のような地域のモザイク画像が作成済みです:

東南アジア2(SEA-2)
東南アジア1(SEA-1)
北米(カナダ・アラスカ)(NA-1)
中央アメリカ・パンタナール(ブラジル)(AM-3)
アマゾン(AM-1, AM-2)
アフリカ(AFR-1)


500m及び2km分解能のモザイク画像はJERS-1 SAR 全球森林マッピング (GRFM/GBFM) プログラムのホームページで見ることができますが、100m分解能のモザイクを見るためには、CD-ROMを注文する必要があります。JAXA EORCのALOS/JERS-1事務局宛てにお名前、住所、希望するCD-ROMとデータの利用目的を簡潔に記して、お知らせください。GRFM/GBFM CD-ROMデータセットを無料で提供できるのは、研究及び教育目的の場合に限定されますので、ご注意願います。



観測画像について
観測衛星: 地球資源衛星1号(JERS-1)
観測センサ: 合成開口レーダ(SAR)
周波数: 1.275GHz(波長:約23.5cm)
観測日時: 1992年11月〜1998年10月
SARは、雲に覆われた地域でも地面を10数mの細かさ(分解能)で観測することが可能です。図は、一日ずつ西へずれる高度568kmの極軌道上から観測した画像(観測幅75km)を多数つなぎ合わせて合成したモザイク画像です。

関連サイト:
JERS-1 SAR 全球森林マッピング (GRFM/GBFM) プログラムのホームページ
合成開口レーダで森林を見る
レーダで見る最後のフロンティア:アラスカ
レーダで見る東南アジア・インドシナ半島

本文ここまで。
画像:人工衛星の情報を掲載 サテライトナビゲーター
画像:衛星利用の情報を発信 衛星利用推進サイト
画像:衛星から見た地球のデータ集
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