地球が見える 2004年
中国とロシアの火災の煙、日本海を渡って北海道へ
中国とロシアの国境となっているアムール川(中国名:黒龍江(ヘイロンチアン))の流域で大規模な火災が発生し、その灰色の煙が日本海を渡って、北海道を厚く覆っている様子が、NASAの地球観測衛星Aquaに搭載されたMODISセンサの準リアルタイム画像で捉えられました。 図1は2004年10月17日午後1時ころ観測した画像です。火災の発生場所は複数あり、大まかに見ると中国黒龍江省北部(中ロ国境の左側)の一群とロシアのユダヤ自治州(中ロ国境の右側)の一群に分けることができます。両群の火災の煙が一緒になって、北海道まで到達している様子が分かります。この他、朝鮮民主主義人民共和国の日本海側でも何箇所か火災が発生し、その煙が日本海に流れている様子が見えます。
関連サイト: MODIS準リアルタイム画像 (左側の窓の中で、TRICまたはEOC→1km→RcReflと進んでください。) 燃え続けるシベリア東部の森林 アラスカまで達していたシベリア森林火災の煙 |