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地球が見える 2004年

2004年台風1号(スーダエ)

図1 熱帯降雨観測衛星が観測した台風1号
(2004 年 4 月 13 日)

熱帯降雨観測衛星( TRMM )衛星搭載のセンサ( PR, VIRS )と Aqua 衛星搭載の AMSR-E が台風 1 号をとらえました。図は PR で観測した地表面付近の降水量を VIRS で観測した雲画像に重ねたものです。明瞭な目とその周りの強い降水域が観測されています。この台風では目の回りに均等に降水域が発達している様子がわかります。

図2 AMSR-Eの観測による降水量
(2004年4月13日)
図3 AMSR-Eの観測による積算水蒸気量
(2004年4月13日)

図2と図3はAMSR-Eで観測した降水量と水蒸気量をそれぞれ表しています。こちらでも目の周りの強く均等な降水域と台風付近に集まっている多くの水蒸気の分布がわかります。

今年の台風1号は4月5日9時頃、北緯8度、東経149度付近で発生し、発達しながら西進し、4月14日9時現在フィリピンの東海上を北東に進んでいます。今後小笠原諸島に接近する見込みです。

台風1号が4月に発生するのは珍しいことではありません。気象庁の台風の統計資料のうち台風の発生数を見ると、過去54年間で10回あったことがわかります。台風1号は1月に発生することが多く、過去54年間で21回もあり、1979年には1月2日に発生した例があります。最も遅い年では、1998年に7月8日に発生したこともあります(観測画像)。

JAXA/EORCでは、今年もTRMMとAquaで台風の観測を続けていきます。

関連サイト:
TRMM台風データベース
TRMM台風速報
AMSR/AMSR-E準リアルタイム 輝度温度/RadarAMeDAS
AMSR/AMSR-E高分解能画像

観測画像について
(図1)
観測衛星: 熱帯降雨観測衛星 (TRMM)
観測センサ: 降雨レーダ(PR)、可視赤外観測装置(VIRS)
観測日時: 2004年4月13日 13時16分〜13時19分(日本時)
PRによる降雨強度の画像(細い帯の部分)と、VIRSの赤外チャンネルによる雲の分布の画像(広い帯の部分)を重ね合わせたものです。

(図2および図3)
観測衛星: 地球観測衛星Aqua (NASA)
観測センサ: 改良型高性能マイクロ波放射計AMSR-E (JAXA)
観測日時: 2004年4月13日 13時16分ごろ(日本時)
AMSR-Eのレベル2標準プロダクトである降水強度(図2)と積算水蒸気量(図3)を可視化したものです。



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