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地球が見える
2003年
2003年10月9日掲載
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地球が見える 2003年
宇宙をにらむサハラの目
— リチャット構造、モーリタニア —
ADEOS-II/GLI 250m
R/G/B=29/23/20
April 6, 2003
サハラ沙漠の西端、モーリタニア中央部に、宇宙から見ると目のように見える「リチャット構造」がありますが、この様子を宇宙から初めて確認したのは、1965年6月にジェミニ4号に搭乗した2人の宇宙飛行士、マクディビッドとホワイトでした。
画像の大部分は黄色っぽく見えていますが、これは砂の沙漠を表しています。焦げ茶色の部分は露出した堆積岩で、その中に直径約40km(北海道の内浦湾の大きさに相当します。)で同心円状の「リチャット構造」が見えます。水色は氷の雲を表しています。
白目に当たる堆積岩のところは周囲の沙漠より約200m高い高台であり、黒目に当たるリチャット構造のところは全体的には、窪地(くぼち)になっており、外輪山の一番高いところは標高485mあります。リチャット構造を構成しているのは、約6億年前の古生代初めころの岩石で、中心の周りの風化や侵食に強い堅い岩(紫色や青緑色の部分)が山となり、柔らかい岩(黄色や茶色の部分)が谷となって同心円状に交互に分布していて、その標高差は約100mあります。
リチャット構造の成因については、隕石の衝突や火山活動が考えられて来ましたが、現地調査の結果、どちらでもないことが明らかになっており、現在では、隆起した岩が浸食によって削られたものと考えられています。しかし、リチャット構造がなぜこれほど丸いのかは分かっていません。
本文ここまで。