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地球が見える 2003年

ヨーロッパを襲った熱波


ヨーロッパでは例年にない異常な高温が続いています。 2003年の6月以降、ヨーロッパの広い地域で気温が平年より高い傾向が続いていました。8月に入ってからは、パリで最高気温が40度を超えることもありました。パリのふだんの夏は東京などの夏に比べるとずっと涼しく (*1) 、冷房設備もあまり普及して いないので、この例年にない異常な暑さで熱中症にかかる人が続出しています。長びく高温や乾燥は農作物へ深刻な影響を与えるばかりでなく、森林火災が拡大する原因にもなり、各地でその被害が発生しています。

図は、米国NASAの地球観測衛星Aquaに搭載されているNASDAのAMSR-Eの観測データから推定された8月10日〜15日の平均的な地表面付近の気温 (*2) について、2003年と2002年の差をとったものです。数値の大きいところは、2003年のほうが高かったことをあらわしています。
フランスやドイツ、チェコや、イタリアの北部などで多くみられる黄色やオレンジ色の部分は、前年より気温が10℃以上高くなったことを表しています。

なお、イタリアの北部やフランスなどで局所的に赤く示された部分がありますが、これは実際の気温ではなく、AMSR-Eの観測周波数帯と同じ周波数の地上の電波などが干渉したために、ノイズが現れているものと考えられます。

AMSR-Eは地球から放射されるマイクロ波を6つの周波数帯で測定するセンサです。地球から放射されるマイクロ波の放射量は地球表面の温度によって変化することを利用して、ヨーロッパの気温を推定しました。


(*1) 8月の日最高気温の平年値は、パリでおよそ24度。東京ではおよそ31度です。
(*2) AMSR-Eから推定されるのは、厳密には地表や地表面近くの大気から放射される放射輝度温度です。これは、地表面に近い気温にほぼ等しくなります。

 

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