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地球が見える 2003年

西アフリカの大地〜乾燥地帯と熱帯の森〜

この画像は、セネガルからリベリア付近にかけての西アフリカの大地を、GLIが2003年3月29日に観測したものです。アフリカ北部全域に広がる沙漠、西アフリカ南部から中央アフリカのコンゴ川流域に及ぶ熱帯雨林、そしてその熱帯雨林を取り囲むように分布するサバンナ−これらの異なる気候帯に属する植生を同時にとらえることができました。沙漠、熱帯雨林、サバンナは、カラー合成によりそれぞれ黄土色、赤、濃い茶色に見えます。白く見えるのは、熱帯雨林上空から発生する雲を表わしています。また、全長4180キロメートルに及ぶ大河ニジェール川の源流や、ダカールの北に位置しセネガルとモーリタニアの国境を流れるセネガル川も映し出されています。これらは、この西アフリカの乾燥した地に住む人々にとっての重要な水瓶となっています。

サバンナは、年平均気温が20℃以上、年降水量が1000ミリ前後のところにできる草原地帯で、イネ科の草が密生した草原に、丈の低い樹木が散生するような景観をもっています。このイネ科の草が草食動物を養い、それを捕食する様々な肉食動物の生活を支えています。しかし、サバンナと沙漠の境界地帯「サヘル」へと進んでいくと、草や樹木はわずかしか見られず、赤い土がむき出しになった風景に変わります。サヘルとは、アラビヤ語で「岸辺」を意味する言葉で、サハラ沙漠南縁のサヘル地域は文字通り緑の岸辺と言えます。雨季は雨と共に緑の前線を伴って北上し、乾季になると緑の前線は再び南へ後退して、サヘルは元の殺伐とした半砂漠の姿へと戻っていきます。収奪的な耕作・伐採による沙漠化や干ばつによる被害は、古くから牧畜を営む人々が生活するこのサヘルで最も深刻となっています。

一方、西アフリカ沿岸から中央アフリカを経てビクトリア湖まで途切れることなく続いている熱帯雨林は、古い地層から作られた栄養分の乏しい土壌のため、大木の林立する東南アジアの森林に比べると細い木や大きなつる植物が目立ちますが、ゴリラ、チンパンジーなどの類人猿をはじめ沢山の生物が生息しています。しかし、過去からの用材の伐採、焼き払いによる農牧地化などにより、その生物の実態の多くが明らかにされないまま、この地域の原生林の85%はすでに消失し、現在でも年々その面積が減少しています。

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