0. はじめに
SGLI準リアルモニタは、気候変動衛星「しきさい」(GCOM-C)搭載光学センサ「多波長光学放射計」(SGLI)の日本周辺域の準リアル観測データを等緯度経度に地図投影したものを一覧表示するWebページです。
Web上で画像を表示出来る他、JASMESユーザ登録することで「2.提供データ」に示すデータをダウンロードすることが出来ます。
1. Webページ
SGLI準リアルモニタの操作方法を以下に示します。
必要に応じて、日付、Daytile/Nighttime、エリアをWebページ左上で指定し、表示してください。
2. 提供データ
GCOM-C/SGLI準リアルデータ(JASMESフォーマット)は、SGLI準リアルプロダクト(HDF5形式)をJASMESグリッド上にリサンプリングしたnetCDF形式のデータです。詳細は以下をご参照ください。 SGLI準リアル配信データ仕様
2-1. 対象領域と解像度
対象領域は、日本域と日本周辺エリアの16分割となります。それぞれの領域と解像度は以下の通りです。
日本域はSGLI準リアルモニタの「Target Area」の指定では「ALL」となります。
日本域(24N-50N, 123E-150E)・エリア16分割(全体20N-60N, 115E-155E)
Area | 1画素の大きさ | 緯度 | 経度 |
---|---|---|---|
Japan(ALL) | 0.0025deg | 24-50deg.N | 123-150deg.E |
Area 01 | 0.0025deg | 50-60deg.N | 115-125deg.E |
Area 02 | 0.0025deg | 50-60deg.N | 125-135deg.E |
Area 03 | 0.0025deg | 50-60deg.N | 135-145deg.E |
Area 04 | 0.0025deg | 50-60deg.N | 145-155deg.E |
Area 05 | 0.0025deg | 40-50deg.N | 115-125deg.E |
Area 06 | 0.0025deg | 40-50deg.N | 125-135deg.E |
Area 07 | 0.0025deg | 40-50deg.N | 135-145deg.E |
Area 08 | 0.0025deg | 40-50deg.N | 145-155deg.E |
Area 09 | 0.0025deg | 30-40deg.N | 115-125deg.E |
Area 10 | 0.0025deg | 30-40deg.N | 125-135deg.E |
Area 11 | 0.0025deg | 30-40deg.N | 135-145deg.E |
Area 12 | 0.0025deg | 30-40deg.N | 145-155deg.E |
Area 13 | 0.0025deg | 20-30deg.N | 115-125deg.E |
Area 14 | 0.0025deg | 20-30deg.N | 125-135deg.E |
Area 15 | 0.0025deg | 20-30deg.N | 135-145deg.E |
Area 16 | 0.0025deg | 20-30deg.N | 145-155deg.E |
2-2. 対象物理量
詳細はSGLI準リアル配信データ仕様の提供データ一覧をご確認ください。
SGLI準リアル配信データ仕様
2-3. データのご利用について
観測データのご利用を希望する場合は、JASMESユーザ登録が必要となります。
データのご利用にあたってはJAXA研究データ等の利用条件についてもご確認ください。
JASMESユーザ登録
JAXA研究データ等の利用条件
3. FAQ
SGLI準リアルモニタを含めたJASMES関連Webページ/データの利用に関して、
よくある質問と回答をまとめております。ご質問前に以下のFAQをご確認ください。
解決しない場合は「問い合わせ」に記載の問い合わせ先までお願い致します。
JASMES FAQ
4. データ利用方法
4-1. データ表示
・SeaDASを使ったJASMESデータの表示方法
SeaDASを使用して、netCDFデータを読み込み表示する方法は以下をご参照ください。
SeaDASを使ったJASMESデータの読み込み
4-2. サンプルスクリプト
・SGLI準リアル用サンプルスクリプト
サンプルスクリプトを使用して、netCDFデータを読み込み加工する方法は以下のFAQをご参照ください。
データを読み込むサンプルスクリプト (JASMES FAQ)
4-3. GeoTiFF作成
・JASMES GCOM-C/SGLIデータ GeoTiFF変換
netCDF形式のGCOM-C/SGLIデータ(準リアル・標準)をGeoTiFFに変換するチュートリアルです。
SGLI標準データ(netCDF)のCHLAを物理量に変換したGeoTiFFを作成します。
スクリプト処理には「Python3(netCDF4, NumPy, GDALライブラリ)」を使用します。
また、netCDFの内容を確認するためのソフト(SeaDAS、ncdump等)が必要となります。
5. 問い合わせ
JASMES サービスについて、コメントやご質問等ございましたら、下記問い合わせ先までお願い致します。
<連絡先>
〒305-8505
茨城県つくば市千現2-1-1
宇宙航空研究開発機構(JAXA) 地球観測研究センター(EORC)
GCOM問合せ事務局(旧ADEOS/海洋事務局)
FAX:029-868-2961
E-mail: