SGLI準リアルモニタ User Guide
2026/08/13 更新

0. はじめに

SGLI準リアルモニタは、気候変動衛星「しきさい」(GCOM-C)搭載光学センサ「多波長光学放射計」(SGLI)の日本周辺域の準リアル観測データを等緯度経度に地図投影したものを一覧表示するWebページです。
Web上で画像を表示出来る他、JASMESユーザ登録することで「2.提供データ」に示すデータをダウンロードすることが出来ます。

1. Webページ

SGLI準リアルモニタの操作方法を以下に示します。
必要に応じて、日付、Daytile/Nighttime、エリアをWebページ左上で指定し、表示してください。

2. 提供データ

GCOM-C/SGLI準リアルデータ(JASMESフォーマット)は、SGLI準リアルプロダクト(HDF5形式)をJASMESグリッド上にリサンプリングしたnetCDF形式のデータです。詳細は以下をご参照ください。 SGLI準リアル配信データ仕様

2-1. データ更新情報
     
2026/08/13 海色アルゴリズムを以下の通り更新しました。

(1) エアロゾル反射率LUTのバイアスを、MOBYおよびBOUSSOLEの観測データを用いた相互校正(vicarious calibration)により補正した。
(2) 走査角に依存する校正バイアスを、NOAA-20/VIIRSの海色データを統計的に利用した相互校正により補正した。
(3) 静的な相互校正に加えて、月校正(lunar calibration)の残差を補正した。
(4) QA_flagにおける雲近傍フラグ(near cloud flag)について、二次判別分析(Quadratic Discriminant Analysis: QDA)を用いた追加判定を適用した。
2023/03/03 CDOM、TSM、CHLAのアルゴリズムを2000から3005へ更新しました。
またCDOM、TSM、CHLA、NWLR、PAR、TAUA、FAIの過去処理を実施しました。
2022/09/07 NWLR、PAR、TAUA、FAIのアルゴリズムを2006から2007へ更新しました。
・雲周辺の異常値の修正

過去分の再処理は、検討中のCDOMの改訂の際に実施予定です。
2022/03/01 SGLI準リアルのCDOM処理に入力するチャンネル指定について誤りがありました。
正しい波長チャンネルの入力に修正することによって、上記のCDOMプロダクトにおけるCDOM吸収係数(>0.03m-1の範囲)の過少見積もりが改善する見込みがあります。
ただし、この修正によって欠損域の増加や大気補正誤差の影響の増加が確認されるため、それらの調査・対策の後に修正予定です(4月以降を予定)。
2021/12/24 NWLR、PAR、TAUA、FAIのアルゴリズムを2002から2006へ更新しました。
・代替校正係数の更新(出力の変化は微小)
・北海道~東北の陸海マスクの暫定修正(オホーツク海は水域)
2-2. 対象領域と解像度

対象領域は、日本域と日本周辺エリアの16分割となります。それぞれの領域と解像度は以下の通りです。
日本域はSGLI準リアルモニタの「Target Area」の指定では「ALL」となります。

日本域(24N-50N, 123E-150E)・エリア16分割(全体20N-60N, 115E-155E)

Area1画素の大きさ緯度経度
Japan(ALL) 0.0025deg 24-50deg.N 123-150deg.E
Area 01 0.0025deg 50-60deg.N 115-125deg.E
Area 02 0.0025deg 50-60deg.N 125-135deg.E
Area 03 0.0025deg 50-60deg.N 135-145deg.E
Area 04 0.0025deg 50-60deg.N 145-155deg.E
Area 05 0.0025deg 40-50deg.N 115-125deg.E
Area 06 0.0025deg 40-50deg.N 125-135deg.E
Area 07 0.0025deg 40-50deg.N 135-145deg.E
Area 08 0.0025deg 40-50deg.N 145-155deg.E
Area 09 0.0025deg 30-40deg.N 115-125deg.E
Area 10 0.0025deg 30-40deg.N 125-135deg.E
Area 11 0.0025deg 30-40deg.N 135-145deg.E
Area 12 0.0025deg 30-40deg.N 145-155deg.E
Area 13 0.0025deg 20-30deg.N 115-125deg.E
Area 14 0.0025deg 20-30deg.N 125-135deg.E
Area 15 0.0025deg 20-30deg.N 135-145deg.E
Area 16 0.0025deg 20-30deg.N 145-155deg.E

2-3. 対象物理量

詳細はSGLI準リアル配信データ仕様の提供データ一覧をご確認ください。
SGLI準リアル配信データ仕様

2-4. データのご利用について

観測データのご利用を希望する場合は、JASMESユーザ登録が必要となります。
データのご利用にあたってはJAXA研究データ等の利用条件についてもご確認ください。
JASMESユーザ登録 JAXA研究データ等の利用条件

3. FAQ

SGLI準リアルモニタを含めたJASMES関連Webページ/データの利用に関して、
よくある質問と回答をまとめております。ご質問前に以下のFAQをご確認ください。
解決しない場合は「問い合わせ」に記載の問い合わせ先までお願い致します。 JASMES FAQ

4. データ利用方法

4-1. データ表示

SeaDASを使ったJASMESデータの表示方法
 SeaDASを使用して、netCDFデータを読み込み表示する方法は以下をご参照ください。
SeaDASを使ったJASMESデータの読み込み

4-2. サンプルスクリプト

SGLI準リアル用サンプルスクリプト
 サンプルスクリプトを使用して、netCDFデータを読み込み加工する方法は以下のFAQをご参照ください。
データを読み込むサンプルスクリプト (JASMES FAQ)

4-3. GeoTiFF作成

JASMES GCOM-C/SGLIデータ GeoTiFF変換
 netCDF形式のGCOM-C/SGLIデータ(準リアル・標準)をGeoTiFFに変換するチュートリアルです。
 SGLI標準データ(netCDF)のCHLAを物理量に変換したGeoTiFFを作成します。

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スクリプト処理には「Python3(netCDF4, NumPy, GDALライブラリ)」を使用します。
また、netCDFの内容を確認するためのソフト(SeaDAS、ncdump等)が必要となります。

JASMES GCOM-C/SGLIデータ GeoTiFF変換

4-4. 衛星運用情報

軌道上校正などの衛星運用情報はこちらをご参照ください。

4-5. データ欠損情報

観測データの欠損情報はこちらをご参照ください。

4-6. 熱赤外センサノイズ情報

熱赤外センサ(TIR)の一時的な性能変化により以下に示すSGLIプロダクトに縞模様が見られることがあります。

  • 地表面温度プロダクト
  • 海面水温プロダクト
  • 雪氷面温度プロダクト

縞模様が見えやすい期間はこちらをご参照ください。

5. 問い合わせ

JASMES サービスについて、コメントやご質問等ございましたら、下記問い合わせ先までお願い致します。

<連絡先>
〒305-8505
茨城県つくば市千現2-1-1
宇宙航空研究開発機構(JAXA) 地球観測研究センター(EORC)
GCOM問合せ事務局(旧ADEOS/海洋事務局)
FAX:029-868-2961
E-mail: