SGLI準リアルモニタ User Guide
2024/01/18 更新

0. はじめに

SGLI準リアルモニタは、気候変動衛星「しきさい」(GCOM-C)搭載光学センサ「多波長光学放射計」(SGLI)の日本周辺域の準リアル観測データを等緯度経度に地図投影したものを一覧表示するWebページです。
Web上で画像を表示出来る他、JASMESユーザ登録することで「2.提供データ」に示すデータをダウンロードすることが出来ます。

1. Webページ

SGLI準リアルモニタの操作方法を以下に示します。
必要に応じて、日付、Daytile/Nighttime、エリアをWebページ左上で指定し、表示してください。

2. 提供データ

GCOM-C/SGLI準リアルデータ(JASMESフォーマット)は、SGLI準リアルプロダクト(HDF5形式)をJASMESグリッド上にリサンプリングしたnetCDF形式のデータです。詳細は以下をご参照ください。 SGLI準リアル配信データ仕様

2-1. 対象領域と解像度

対象領域は、日本域と日本周辺エリアの16分割となります。それぞれの領域と解像度は以下の通りです。
日本域はSGLI準リアルモニタの「Target Area」の指定では「ALL」となります。

日本域(24N-50N, 123E-150E)・エリア16分割(全体20N-60N, 115E-155E)

Area1画素の大きさ緯度経度
Japan(ALL) 0.0025deg 24-50deg.N 123-150deg.E
Area 01 0.0025deg 50-60deg.N 115-125deg.E
Area 02 0.0025deg 50-60deg.N 125-135deg.E
Area 03 0.0025deg 50-60deg.N 135-145deg.E
Area 04 0.0025deg 50-60deg.N 145-155deg.E
Area 05 0.0025deg 40-50deg.N 115-125deg.E
Area 06 0.0025deg 40-50deg.N 125-135deg.E
Area 07 0.0025deg 40-50deg.N 135-145deg.E
Area 08 0.0025deg 40-50deg.N 145-155deg.E
Area 09 0.0025deg 30-40deg.N 115-125deg.E
Area 10 0.0025deg 30-40deg.N 125-135deg.E
Area 11 0.0025deg 30-40deg.N 135-145deg.E
Area 12 0.0025deg 30-40deg.N 145-155deg.E
Area 13 0.0025deg 20-30deg.N 115-125deg.E
Area 14 0.0025deg 20-30deg.N 125-135deg.E
Area 15 0.0025deg 20-30deg.N 135-145deg.E
Area 16 0.0025deg 20-30deg.N 145-155deg.E

2-2. 対象物理量

詳細はSGLI準リアル配信データ仕様の提供データ一覧をご確認ください。
SGLI準リアル配信データ仕様

2-3. データのご利用について

観測データのご利用を希望する場合は、JASMESユーザ登録が必要となります。
データのご利用にあたってはJAXA研究データ等の利用条件についてもご確認ください。
JASMESユーザ登録 JAXA研究データ等の利用条件

3. FAQ

SGLI準リアルモニタを含めたJASMES関連Webページ/データの利用に関して、
よくある質問と回答をまとめております。ご質問前に以下のFAQをご確認ください。
解決しない場合は「問い合わせ」に記載の問い合わせ先までお願い致します。 JASMES FAQ

4. データ利用方法

4-1. データ表示

SeaDASを使ったJASMESデータの表示方法
 SeaDASを使用して、netCDFデータを読み込み表示する方法は以下をご参照ください。
SeaDASを使ったJASMESデータの読み込み

4-2. サンプルスクリプト

SGLI準リアル用サンプルスクリプト
 サンプルスクリプトを使用して、netCDFデータを読み込み加工する方法は以下のFAQをご参照ください。
データを読み込むサンプルスクリプト (JASMES FAQ)

4-3. GeoTiFF作成

JASMES GCOM-C/SGLIデータ GeoTiFF変換
 netCDF形式のGCOM-C/SGLIデータ(準リアル・標準)をGeoTiFFに変換するチュートリアルです。
 SGLI標準データ(netCDF)のCHLAを物理量に変換したGeoTiFFを作成します。

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スクリプト処理には「Python3(netCDF4, NumPy, GDALライブラリ)」を使用します。
また、netCDFの内容を確認するためのソフト(SeaDAS、ncdump等)が必要となります。

JASMES GCOM-C/SGLIデータ GeoTiFF変換

5. 問い合わせ

JASMES サービスについて、コメントやご質問等ございましたら、下記問い合わせ先までお願い致します。

<連絡先>
〒305-8505
茨城県つくば市千現2-1-1
宇宙航空研究開発機構(JAXA) 地球観測研究センター(EORC)
GCOM問合せ事務局(旧ADEOS/海洋事務局)
FAX:029-868-2961
E-mail: