0. はじめに
JASMES Image ArchiveはSGLI標準モニタとJASMES Climate Monitorを機能統合したWebページです。
GCOM-C/SGLIの標準データ、Terra・Aqua/MODISデータ、Suomi NPP VIIRSデータ、AMSRデータを使用し、気候変動に関わる物理量を地図投影した画像をカレンダー表示することができます。
またJASMESユーザ登録することで「2.提供データ」に示すデータをダウンロード可能です。
1. Webページ
JASMES Image Archiveの操作方法は、以下をご参照ください。 JASMES Image Archive操作方法
2. 提供データ
GCOM-C/SGLI標準データ(JASMESフォーマット)は、SGLI標準プロダクト(HDF5形式)をJASMESグリッド上にリサンプリングしたnetCDF形式のデータです。詳細は以下をご参照ください。
JASMES SGLI標準データについて
SGLI標準プロダクトとアルゴリズムについては以下をご参照ください。
SGLI標準プロダクトとアルゴリズム
Terra・Aqua/MODISデータについては以下をご参照ください。
JASMES 公開データ
2-1. 対象領域と解像度
対象領域は、全球・日本域・極域(北・南)となります。それぞれの領域と解像度は以下の通りです。
全球
Area | 衛星・センサ | 1画素の大きさ | 四隅の緯度経度 (画素中心の値) |
---|---|---|---|
全球 | GCOM-C/SGLI | 0.05deg | 左上 Lon:0.0deg.E, Lat:90.0deg.N |
右下 Lon:360.95deg.E (-0.05deg.W), Lat:90.0deg.S | Terra・Aqua/MODIS | 0.05deg | 左上 Lon:0.0deg.E, Lat:90.0deg.N |
右下 Lon:360deg.E, Lat:90.0deg.S | S-NPP/VIIRS | 0.05deg | 左上 Lon:0.0deg.E, Lat:90.0deg.N |
右下 Lon:360deg.E, Lat:90.0deg.S |
日本域・タイ
Area | 衛星・センサ | 1画素の大きさ | 四隅の緯度経度 (画素中心の値) |
---|---|---|---|
日本域 | GCOM-C/SGLI | 0.0025deg | 左上 Lon:123.00125deg.E, Lat:49.99875deg.N |
右下 Lon:149.99875deg.E, Lat:24.00125deg.N | |||
Terra・Aqua/MODIS | 0.01deg | 左上 Lon:123deg.E, Lat:50deg.N (CSF Lon:123deg.E, Lat:49deg.N) |
|
右下 Lon:150deg.E, Lat:24deg.N (CSF Lon:148deg.E, Lat:24deg.N) |
|||
S-NPP/VIIRS | 0.0075deg | 左上 Lon:123deg.E, Lat:50deg.N | |
右下 Lon:150deg.E, Lat:24deg.N | |||
タイ | Terra・Aqua/MODIS | 0.01deg | 左上 Lon:90deg.E, Lat:25deg.N |
右下 Lon:120deg.E, Lat:-5deg.N |
ゴビ・タクラマカン
Area | 衛星・センサ | 1画素の大きさ | 四隅の緯度経度 (画素中心の値) |
---|---|---|---|
ゴビ・ タクラマカン |
Terra・Aqua/MODIS | 0.05deg | 左上 Lon:75deg.E, Lat:50deg.N |
右下 Lon:147deg.E, Lat:27deg.N |
極投影
各画素における緯度経度情報はnetCDFに格納されています。
Area | 衛星・センサ | 1画素の大きさ | 四隅の緯度経度 (画素中心の値) |
---|---|---|---|
極投影(北) | GCOM-C/SGLI | 画素毎に異なる (netCDF参照) |
左上 Lon:-135.0deg, Lat:+6.032568deg |
右下 Lon:+45.0deg, Lat:+6.032568deg | |||
Terra・Aqua/MODIS | 画素毎に異なる (netCDF参照) |
左上 Lon:-135.0deg, Lat:+6.032568deg | |
右下 Lon:+45.0deg, Lat:+6.032568deg | |||
極投影(南) | GCOM-C/SGLI | 画素毎に異なる (netCDF参照) |
左上 Lon:-45.0deg, Lat:-6.032568deg |
右下 Lon:+135.0deg, Lat:-6.032568deg | |||
Terra・Aqua/MODIS | 画素毎に異なる (netCDF参照) |
左上 Lon:-45.0deg, Lat:-6.032568deg | |
右下 Lon:+135.0deg, Lat:-6.032568deg |
2-2. 対象物理量
物理量によりデータ提供・モニタ表示可能かが異なります。
詳細はJASMES Image Archive 提供データ一覧をご確認ください。
JASMES Image Archive 提供データ一覧
JASMESプロダクトに関するドキュメントについては以下をご参照ください。
(PAR関連物理量、積雪分布、海面水温、植生乾燥指数)
JASMES Document
2-3. データのご利用について
観測データのご利用を希望する場合は、JASMESユーザ登録が必要となります。
データのご利用にあたってはJAXA研究データ等の利用条件についてもご確認ください。
JASMESユーザ登録
JAXA研究データ等の利用条件
2-4. 制約事項
・Terra・Aqua/MODISの日本域については、国内受信局の不具合の影響で2023/4/28〜欠損しています。
3. FAQ
JASMES Image Archive を含めたJASMES関連Webページ/データの利用に関して、
よくある質問と回答をまとめております。ご質問前に以下のFAQをご確認ください。
解決しない場合は「問い合わせ」に記載の問い合わせ先までお願い致します。
JASMES FAQ
4. データ利用方法
4-1. データ表示
・SeaDASを使ったJASMESデータの表示方法
SeaDASを使用して、netCDFデータを読み込み表示する方法は以下をご参照ください。
SeaDASを使ったJASMESデータの読み込み
4-2. GeoTiFF作成
サンプルスクリプトを使用して、JASMES提供データをGeoTiFFに変換するチュートリアルです。
使用するデータ(SGLI、MODIS)に応じて以下をご参照ください。
スクリプト処理には「Python3(netCDF4, NumPy, GDALライブラリ)」を使用します。
また、netCDFの内容を確認するためのソフト(SeaDAS、ncdump等)が必要となります。
・JASMES GCOM-C/SGLIデータ、VIIRSデータ GeoTiFF変換
GCOM-C/SGLIデータ(準リアル・標準)やVIIRSデータ等のnetCDF形式のデータ用チュートリアルです。
例としてSGLI標準データ(netCDF)のCHLAを物理量に変換したGeoTiFFを作成します。
JASMES GCOM-C/SGLI・VIIRSデータ GeoTiFF変換
・JASMES MODISデータ GeoTiFF変換
バイナリ形式のMODISデータをGeoTiFFに変換するチュートリアルです。
JASMES MODISデータ GeoTiFF変換
5. 問い合わせ
JASMES サービスについて、コメントやご質問等ございましたら、下記問い合わせ先までお願い致します。
<連絡先>
〒305-8505
茨城県つくば市千現2-1-1
宇宙航空研究開発機構(JAXA) 地球観測研究センター(EORC)
GCOM問合せ事務局(旧ADEOS/海洋事務局)
FAX:029-868-2961
E-mail: