防災・災害

陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)による平成20年(2008年)岩手県沿岸北部の地震の緊急観測結果について

2008年7月24日午前0時26分(日本時間、以下同じ)に、岩手県沿岸北部(深さ約108km、M6.8)を震源とする地震が発生しました。宇宙航空研究開発機構(以下JAXA)では同日に陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)搭載のPALSAR(パルサー)*1により現地の緊急観測を実施しました。

図1右は、地震後の2008年7月24日21時52分頃にPALSAR(パルサー)により取得した岩手県沿岸部の画像です。観測時刻は夜間でしたが、昼夜にかかわらず撮影が可能なレーダによる観測のため、地震発生から24時間以内にデータを取得することができました。

また図1左は、地震前の2008年4月4日にほぼ同じ地域を撮影した画像です。これらの画像を比較した結果、今回観測した領域では、地震によると見られる大規模ながけ崩れや山体崩壊などは発見されませんでした。
図1: 岩手県沿岸域の観測画像(左:地震前、右:地震後)

図1: 岩手県沿岸域の観測画像(左:地震前、右:地震後)

(クリックで拡大画像へ)

JAXAでは今後もこの地域を継続して観測し、随時発表する予定です。

*1 PALSAR(パルサー) :

フェーズドアレイ方式Lバンド合成開口レーダ。衛星から発射した電波の反射を受信するマイクロ波レーダで、夜や曇天時も撮影が可能です。

©JAXA EORC