防災・災害

PALSARによるインドネシアの洪水観測

インドネシアの首都ジャカルタで2007年2月2日、前日から続いた豪雨の為に2002年以来最大級の 洪水が発生しました。報道によると、バス等交通機関が麻痺し、水が3メートル近くも上昇した ところがあったようです。「センチネルアジア」の協力要請を受け、JAXAでは急遽、ALOS/PALSARを投入 することを決定し、2月5日に同市を観測することに成功しました。

PALSARは地面の明るさを観測しますが、特に水面等は電波の全反射のために暗く見える特徴が あります。より正確に洪水箇所を把握できるように過去のデータとの比較を行いました。上図が この結果を示します。

2007年2月5日に観測したPALSAR オフナディア角41.5度, HH偏波の画像を赤と緑、2006年6月20日 に観測した同モードの画像を青に色付けした画像であり、洪水前後の明るさの違いを色で表現し たものです。青が浸水箇所を表しており、被災箇所が広いことが分かります。また、画像を拡大 すると細部にわたり浸水箇所が確認できます。

  • 使用センサ:PALSAR
  • オフナディア角:41.5度
  • 偏波:HH
  • 軌道:降交
  • 観測幅:56km x 46km
  • 観測日:2007年2月5日, 2006年6月20日
PALSARによるインドネシアの洪水観測
PALSARによるインドネシアの洪水観測(クリックで拡大画像へ)
©METI, JAXA