防災・災害

陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)で観測したインドネシア ムラピ山(その2)

図1は、高性能可視近赤外放射計2型(AVNIR-2)が5月16日11時45分(日本時間)頃に観測したムラピ山の画像(左)と、前回(同年4月29日11時40分頃)に観測した画像(右)です。

インドネシア火山災害軽減局の情報によると、火口の溶岩ドームが大きく成長しており、火砕流が発生しているとのことですが、AVNIR-2で観測した今回の画像(左上図)でも、前回の観測では見られなかった白みがかった火山灰の地域が広がっており、火口から南西の山体には火砕流の跡と見られる部分が見えます。また、火口付近には溶岩ドームらしき黒色の部分が見えます。
図1: 高性能可視近赤外放射計2型(AVNIR-2)が観測したムラピ山
図1: 高性能可視近赤外放射計2型(AVNIR-2)が観測したムラピ山(クリックで拡大画像へ)

図2は、フェーズドアレイ方式Lバンド合成開口レーダ(PALSAR)が5月16日11時45分(日本時間)頃に観測したムラピ山の画像(左)と、前回(同年4月29日11時40分頃)に観測した画像(右)です。

PALSARによる観測画像(左)では、前回(右)と比較して、レーダ観測角度の違い(観測点における天頂からの角度が前回30度に対して、今回は34度)による陰影の違いはあるものの、地形の変化としては明確な違いは認められませんでした。
図2: フェーズドアレイ方式Lバンド合成開口レーダ(PALSAR)が観測したムラピ山
図2: フェーズドアレイ方式Lバンド合成開口レーダ(PALSAR)が観測したムラピ山(クリックで拡大画像へ)
©METI, JAXA EORC