1997年11月末に日米共同ミッションとして打ち上げられた熱帯降雨観測衛星(TRMM)は「雨」を正確に測ることに目的を特化して作られた最初の衛星であり、データの科学的価値のみならず、国際協力プロジェクトの成功例としても高く評価されています。
「雨」は我々の日常生活に関係するだけでなく、その分布と変動は、近年、社会的に関心の高まっている気候変動や地球温暖化の影響を受けると言われています。
本シンポジウムでは、これまでのTRMMの10年間の観測で得られた成果の中から、「雨」の特徴や変動、水資源としての分布などに関する知見や、天気予報や洪水予報などを通じた社会への活用事例を、一般にもわかりやすく紹介します。さらに、衛星による降水観測・地球観測の意義と社会への貢献、将来の全球降水観測の展望について議論します。
日時 : 2007年12月8日(土曜日)13:30 から16:00
場所 : 六本木アカデミーヒルズ49・タワーホール
主催 : 宇宙航空研究開発機構(JAXA)、情報通信研究機構(NICT)、
      米国航空宇宙局(NASA)(予定)
後援 : 文部科学省(予定)、総務省(予定)、日本水フォーラム
人数 : 300人、事前登録制、入場無料