全球PALSAR-2/PALSAR/JERS-1モザイクおよび森林・非森林マップ

1. 更新情報

2016.10.31: [NEW!] JERS-1 SARによる1996年の全球モザイク画像データを公開しました。それに伴いデータセット説明書を更新しました (B改訂版)。
2016.5.10: データセット説明書を更新しました (A改訂版)。
2016.4.6: (訂正)「全球25m分解能PALSAR-2/PALSARモザイクおよび森林・非森林マップ」に使用した図の修正について
2016.3.28: PALSAR-2による2015年のデータセットのうち日本域のデータを追加公開しました。
2016.3.28: 低解像度版森林・非森林図(0.25度メッシュおよび1kmメッシュ)を公開しました。
2016.1.25: PALSAR-2による2015年のデータセットを公開しました。
* 日本のデータ(フルポラリメトリ観測モードを使用)は、近日中に公開予定です。
2014.1.16: PALSARによる2007年から2010年の毎年のデータセットを公開しました。

2. 概要

全球25m分解能PALSAR-2/PALSARモザイクおよび森林・非森林マップは、宇宙航空研究開発機構 地球観測研究センターで開発した高精度・高速大量処理の解析技術を、陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)および陸域観測技術衛星2号「だいち2号」(ALOS-2)に搭載のLバンド合成開口レーダ(PALSARおよびPALSAR-2)による全世界のデータに適用して作成したデータセットです。

現在世界が直面している地球温暖化や生物多様性減少などの地球環境変化に対応するためには、世界の森林の減少や劣化をタイムリーに把握することが必要です。「だいち2号」などの人工衛星による地球観測は、全世界をくまなく定期的に観測できるため、環境変化の広域把握に適しています。特に、「だいち」や「だいち2号」が搭載するLバンド合成開口レーダは、画像を撮影するために雲や雨を透過できる電波を用いるため、雲の多い熱帯雨林でも、いつでも観測ができるという利点があります。

全球25m分解能PALSAR-2/PALSARモザイクは、隣接する観測画像をつなぎ合わせ、全世界で1枚のシームレスな画像にしたものです。大容量データを効率的に処理するために、緯度経度10 度四方を単位として、各パスともに約1000 kmを一気に処理し、さらにモザイク処理を行います。森林分類などの解析を容易にするため、レーダ画像特有の倒れこみの補正(オルソ幾何補正)と、地形により生じる濃淡の補正(勾配補正)を施しています。1つの画素のサイズは約25m四方であり、概ね1年毎のデータセットを作成しています。
2016年10月31日から、地球資源衛星「ふよう1号」(JERS-1)搭載のSARによる観測データを使った全球25m分解能モザイクを追加しました。1996年に取得されたデータを主に使用しています。データセットの作成方法は、PALSAR-2/PALSARモザイクと同様です。

全球森林・非森林マップ(FNF)は、全球25m分解能PALSAR-2/PALSARモザイクを元にして、主にHV偏波(水平偏波送信―垂直偏波受信)の散乱の大きい所を森林(緑色で表示)、小さい所を非森林(黄色で表示)として分類したものです。ここでいう森林とは世界食糧機構(FAO)の定義した面積0.5 ha以上、森林被覆率90%以上を有する”自然林”です。森林の後方散乱係数は地域により異なるために、地域ごとに閾値を定め、森林・非森林の区別を行っています。この分類精度は、現場写真や高分解能の光学衛星画像などから取得した参照データとの比較により、84%以上であることを確認しています。図1に全球モザイク画像および森林・非森林マップを、図2にボルネオ島の一例を示します。
今後も分類手法を更新し、より高精度を目指す予定です。分類結果に関するご指摘がありましたら、ぜひお知らせいただければ幸いです。

図1: (左上) 2009年/PALSARの全球モザイク画像、(右上) 2009年/PALSARの森林・非森林マップ、(左下) 2015年/PALSAR-2の全球モザイク画像、(右下) 2015年/PALSAR-2の森林・非森林マップ

図2: ボルネオ島において2010年から2015年の間に発生した森林減少(赤色で示す領域)

3. データセット仕様

  • 解析処理アルゴリズム:Sigma-SAR-IMAGE(パス処理)、Sigma-SAR-MOSAIC(モザイク処理)
  • データフォーマット: バイナリー形式画像ファイル+ヘッダファイル
  • 解像度: 約25 m(標準版)・約100 m/1 km/0.25 度(低分解能版、森林・非森林情報のみ)
  • 格納情報: オルソ勾配補正済み後方散乱係数(HH偏波、HV偏波)、森林・非森林情報、観測日、局所入射角、処理マスク情報

詳細は、データセット説明書 (B改訂版、PDFファイル、658KB) をご覧ください。

4. ダウンロード方法

① まず、下記のURLにアクセスし、ユーザ登録を行ってください(登録にはe-mailアドレスが必要です)。

http://www.eorc.jaxa.jp/ALOS/en/palsar_fnf/registration.htm

② 登録ページに必要事項を入力すると、仮登録が行われます。この時点では登録は完了しません。仮登録と同時に、入力したe-mailアドレスにメールが送信されます。送信されたメールの本文にあるURLにアクセスし、本登録を行ってください。

③ 全ての登録手続が終わると、以下のURLからデータのダウンロードが可能となります。

http://www.eorc.jaxa.jp/ALOS/en/palsar_fnf/data/index.htm

5. 利用上の注意

本ホームページの掲載情報の正確性については万全を期しておりますが、利用者がホームページの情報を用いて行う一切の行為についてJAXAは何ら責任を負うものではありません。

本公開データセットを用いた研究成果等を公表・再配布する場合は、論文や説明文の中に、本データを使用した旨を明記してください。公開データをそのまま利用する場合は、画像中に 「©JAXA」の表示をお願いします。

商業活動、営利活動を目的とした利用の場合は、著作権者(JAXA)の許可を得ずに利用することを禁止します。希望される方は、下記の連絡先までご連絡ください。

6. 連絡先

本データセットに関するご質問やご要望は、下記までご連絡ください。

宇宙航空研究開発機構 地球観測研究センター ALOS-2/ALOS利用研究グループ
e-Mail:

7. 参考文献