ALOS全球数値地表モデル(DSM) "ALOS World 3D - 30m (AW3D30)"

ALOS全球数値地表モデル (DSM) "ALOS World 3D - 30m (AW3D30)"

AW3D30 Version 2.1

公開データセットのサムネイル (2018年4月時点、黒色は雲域マスク)
  • 黒色は雲や雪氷などによりDSMが欠損している場所です。
  • 画像をクリックすると別ウィンドウで拡大縮小や、バージョンごとの整備状況を確認できます。

1. 概要

本データセットは、陸域観測技術衛星「ALOS」搭載のパンクロマチック立体視センサ(PRISM)による 解像度30m相当(緯度・経度 1秒×1秒)の全球数値地表モデル(DSM)です。 下記「5. 利用規約」の条件において、商用・非商用目的を問わずどなたでも無償でご利用いただけます

2015年5月、「全球高精度デジタル3D地図」"ALOS World 3D (AW3D)"のDSMを水平解像度30m相当とした 「ALOS全球数値地表モデル」"ALOS World 3D-30m (AW3D30)"を無償で公開しました。 2017年3月公開の第1.1版では、北緯60度~南緯60度の標高データが欠損している雲域・雪氷域マスク画素を 既存の標高・地形データにより補完しました

今回リリースする第2.1版では、更新されたAW3D第2版のDSM (Takaku and Tadono 2017) を源泉とし、 北緯60度~南緯60度の雲域・雪氷域マスク画素に加え品質の低い水域・低相関域マスク画素を 既存の標高・地形データにより補完しました。 日本域は、海岸線情報を更新したうえで補完を実施しています。

なお、これまでAW3D30のリサンプリングにAVERAGE(平均値)とMEDIAN(中央値)の2種類がありましたが、 両者に大差はないため第2.1版よりAVERAGE(平均値)のみとします。

科学研究や教育分野、地理空間情報を活用したサービス等に本データセットを広くご利用ください

2. 公開履歴

  • 2018年4月:全球(北緯60度~南緯60度、一部、北緯60度以上を含む合計14,535タイル)を公開(第2.1版)
    • ◦ AW3D第2版における主な改善点:
      • ICESatデータを用いた絶対基準高さの校正
      • PRISMセンサCCDアライメントの追加校正による衛星軌道方向相対ストライプ誤差の補正
    • ◦ 該当範囲外は第1版と同じ
  • 2017年3月:北緯60度~南緯60度以内の雲域・雪氷域補完版を公開 (第1.1版)
    • ◦ 第1版における北緯60度~南緯60度以内の雲域・雪氷域マスク画素に対して、既存の標高・地形データを参照して 標高値の補完を実施した合計約10,300タイルを更新。該当範囲外は第1版と同じ。
  • 2016年5月: 第1版の全球陸域 (緯度約82度以内) の合計約22,100タイルを公開
  • 2016年4月: 日本および各大陸の代表地域合計7,278タイル修正版を公開 (第1版)
  • 2015年5月および10月: 日本および各大陸の代表地域合計7,279タイル公開 (β版)

3. データセット詳細

プロダクト: ALOS World 3D - 30m (AW3D30) 第2.1版
解像度: 緯度・経度1秒 (30m相当)
配布単位: 緯度1度×経度1度タイル
高さ精度: 目標5m (標準偏差) ∗1
ファイル構成: DSMファイル; 標高値 (リサンプリング時に平均値を採用)∗2
MSKファイル; マスク情報 (雲域、陸水域・低相関域マスク、海域、DSM補完情報)
STKファイル; スタック数情報
QAIファイル; 品質評価情報
HDRファイル; メタ情報 (各種インフォメーション)
LSTファイル; 源泉のAW3D DSM処理に使用したシーンID情報
詳細情報: AW3D30 Version 2.1 プロダクト説明書(PDFファイル、418KB)

∗1 高さ精度の検証結果は「8.参考文献」を参照下さい。
∗2 雲・雪氷マスク画素に加えて、第2.1版より水域・低相関マスク画素も補完対象としました。

4. データのダウンロード方法

本データセットのダウンロードは以下から可能です。

http://www.eorc.jaxa.jp/ALOS/en/aw3d30/data/index.htm

ダウンロードを希望される方は、ユーザ登録をお願いいたします。 パスワードをお忘れの際にも、再度ユーザ登録をお願いいたします。

ユーザ登録

    1. 下記URLにて、必要事項を記入して送信してください。 この時点では登録は完了していません。

    http://www.eorc.jaxa.jp/ALOS/aw3d30/registration_j.htm

    2. 登録していただいたe-mailアドレス宛てに確認のメールをお送りいたします。 メール本文に記載されたURLに アクセスするとアカウントが有効になり、登録が完了いたします。
    3. 登録完了後、メールにてアカウント情報(ダウンロードに必要なIDとパスワード)をお送りいたします。

なお、JAXAはご登録頂いた個人情報を「全球高精度デジタル3D地図」(ALOS World 3D)に関する 目的以外に使用いたしません。

5. 利用規約

本データセットは、下記の条件でどなたでも無償でご利用いただけます。

  • ① 本データセットを用いた製品やサービス等を第三者へ提供・公表する際には、JAXAが原初データの提供者である旨を表示してください。
  • ② 本データセットを利用した成果を公表する際は、データの出所と著作権 (©JAXA) を表示してください。
  • ③ JAXAは本データセットの品質や信頼性について一切保証するものではなく、利用者が本データセットの利用によって 生じた損害または損失についてJAXAは一切の責任を負うものではありません。また、本データセットを変更・削除したり、 提供そのものを中断・中止・終了することがあったとしても、JAXAはこれによって生じる利用者のいかなる損害についても責任を負うものではありません。

今後の参考とさせていただくために、公表された成果について別刷りやコピー等をALOS利用研究プロジェクト担当まで、お送りいただければ幸いです。 ALOS利用研究プロジェクト担当の連絡先は、このページの最後にあります。

6. 利用上のご注意

(1) ダウンロードページへのアクセス

データのダウンロードページへアクセスするためには、IDとパスワードが必要です。上記の「ユーザ登録」より、ご登録いただきますと 登録されたe-mailアドレス宛にIDとパスワードが自動送信されます。

ダウンロードページへのアクセス時には、「ユーザ名」と「パスワード」が要求されます。メールでお知らせしたIDとパスワードを入力してください。

「ユーザ名」:<メールでお知らせしたIDを入力する>(登録いただいたe-mailアドレス)
「パスワード」:<メールでお知らせしたパスワードを入力する>(空白を除いた文字列のみ)

この際、パスワードの入力ミスも多くみられます。 メールでお知らせしたIDとパスワードをコピー&ペーストされることをお勧めします。コピー&ペーストされる際には空白文字が入らないようにご注意ください

何度か入力を間違うとログインできない状態になりますが、約20分経過するとロックは自動解除されます。また、案内のメールが届かない・紛失したなどの場合は、 再度ユーザ登録を行っていただければ最新のPasswordが有効になります。

(2) データファイル

ダウンロードページへログイン後、画面表示の地図から必要なデータの場所をクリックすると、緯度経度 1×1 度単位、 もしくは 5×5 度単位のデータをダウンロードできます。

ダウンロードしたファイルは、tar.gz で一つのファイルに圧縮されています。この解凍にはソフトウェアが必要な場合があります。 無償で公開しているソフトウェアとして、例えば、7-Zipなどがあります。

(3) データの表示について

ALOS標高データ (DSM) のファイルはGeoTIFF形式です。表示や加工するためには画像処理やリモートセンシング、GISなどのソフトウェアが必要になります。 無償で公開しているソフトウェアとして、カシミール3DやImageJがあります。

◦ カシミール3D

一般の方にも広く使われているソフトウェアで、「ALOS全球数値地表モデル30m版 (AW3D30)」にも対応いただきました。(http://www.kashmir3d.com/ALOS/)
データの利用方法も詳細に説明してくださっていますので、ご参照下さい。

◦ ImageJ

英語ですが、操作が比較的容易で三次元表示も可能です。
参考までに簡単な操作方法 (pdf, 743KB) をまとめました。

なお、ここでご紹介した無償ソフトウェアは参考情報です。JAXAでは、これら無償ソフトウェアの動作保証はいたしません。 また、それぞれのソフトウェアに関するご質問等に関して、JAXAではご回答できませんのでご了承ください。

(4) データの変換について

◦AW3D30 DSMファイル GeoTiFF – SRTM HGT format 変換用 サンプルスクリプト

AW3D30 DSMファイル(GeoTIFF)をSRTMのHGT formatへ変換するサンプルスクリプトです。変換にはGDALを使用します。 GDALを使用できる環境を別途ご用意ください。使い方については、zipファイルに梱包されているreadme-jp.txtをご参照ください

(a)動作環境
変換用スクリプトはLinuxで動作します。GDAL, bash, awkが必要です。なお、Linux以外には、下記の環境で動作を確認いたしました。

(b)スクリプト使用上の留意点
タイルのエッジ部分のリサンプリングを正確に行うためには、変換対象のタイルだけではなく、その周辺のタイルも必要です。 対象とするエリアよりも、1タイル分、広めにAW3D30データをご用意ください。

(c)免責事項
このサンプルスクリプトの使用により生じたあらゆる損害等について、理由の如何に関わらずJAXAはその責を負わないこととします。

7. 連絡先

宇宙航空研究開発機構 地球観測研究センター ALOS利用研究プロジェクト担当
e-mail:

※ お問い合わせは英語または日本語でお願いします。

8. 参考文献

T. Tadono, H. Ishida, F. Oda, S. Naito, K. Minakawa, H. Iwamoto : Precise Global DEM Generation By ALOS PRISM, ISPRS Annals of the Photogrammetry, Remote Sensing and Spatial Information Sciences, Vol.II-4, pp.71-76, 2014.
>> PDFファイル

J. Takaku, T. Tadono, K. Tsutsui : Generation of High Resolution Global DSM from ALOS PRISM, The International Archives of the Photogrammetry, Remote Sensing and Spatial Information Sciences, Vol. XL-4, pp.243-248, ISPRS, 2014.
>> PDFファイル

J. Takaku, T. Tadono, K. Tsutsui, M. Ichikawa : Validation of ‘AW3D’ Global DSM Generated from ALOS PRISM, ISPRS Annals of the Photogrammetry, Remote Sensing and Spatial Information Sciences, Vol.III-4, pp.25-31, 2016.
>> PDFファイル

T. Tadono, H. Nagai, H. Ishida, F. Oda, S. Naito, K. Minakawa, H. Iwamoto : Initial Validation of the 30 m-mesh Global Digital Surface Model Generated by ALOS PRISM, The International Archives of the Photogrammetry, Remote Sensing and Spatial Information Sciences, ISPRS, Vol. XLI-B4, pp.157-162, 2016.
>> PDFファイル

J. Takaku and T. Tadono, “Quality updates of ‘AW3D’ global DSM generated from ALOS PRISM,” Proc. IGARSS2017, IEEE, Fort Worth, TX, USA., pp. 5666-5669, 2017.
>> https://ieeexplore.ieee.org/document/8128293/