1B21プロダクトバージョン5Aに関する注意事項

2002年2月1日 宇宙開発事業団

  1. 高度変更後(2001年8月25日から2002年1月31日)の1B21データにバグが見つかりました。これは、RAYHEADER の中のstartBinDist において、アングルビン1, 2, 3, 4, 46, 47, 48, 49に現れています。
  2. このバグにより、binEllipsoid, binDIDHmean, binDIDHtop, binDIDHbottomが直接的な影響を受けています。
  3. それらのデータにおける真値との差は (現行値 - 真値)、


  4. startBinDist :
     アングルビン1-49 + 749.968m
    アングルビン2-48+ 500.0m
    アングルビン3-47 + 250.0m
    アングルビン4-46 + 125.0m

    binEllipsoid, binDIDHmean, binDIDHtop, binDIDHbottom:
      a アングルビン1-49 - 6
    アングルビン2-48- 4
    アングルビン3-47- 3
    アングルビン4-46- 1

  5. 高次アルゴリズムに対する直接的な影響は、
  6. 2A23 : BrightBandHeight
    StormHeight
    上記のアングルビンにおいて、過大評価している可能性があります。
    2A25: 降雨プロファイル
    binEllipsoidのオフセットにより、レンジビンの位置がずれます。

  7. Secondary effect:
  8. 1B21: minEchoFlag, binStormHeight, binClutterFreeBottom, binSurfPeakの値が若干変化することがあります。
    2A21: 規格化散乱断面積の値が若干変化することがあります。
    2A23: 降雨タイプが変わることがあります。
    2A25: 降雨強度の見積もりがやや変化することがあります。これは、2A25が1C21(=1B21), 2A21, 及び2A23を用いていることによります。

  9. 変更したバージョンは、2002年2月1日のデータから適応されます。

詳細および質問は、
高橋 暢宏
email: まで、お願いいたします。


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