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台風第6号 (DIANMU)


 TRMMが観測した台風第6号の画像です。左図はPRによる高度2kmの降雨の水平断面とVIRSによる雲画像です。右図はPRによる降雨の立体構造で、左図のA-Bに沿った断面を示しています。台風の目から離れているにも関わらず、高さ10kmまで達する降雨があり非常に強い雨が降っているのがわかります。

 台風第6号は沖縄・九州地方を暴風域に巻き込み、高知県室戸市付近に上陸、近畿地方を通過して日本海に抜けました。被害は西日本を中心に広い範囲にわたり、死者2名、行方不明者3名、重軽傷者87名となりました。気象庁によれば、6月の台風発生数5個は観測開始以来の最多記録、また4号・6号と二つの台風が6月に上陸したのは平成9年に並ぶ最多記録とのことです。


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