全球降水観測計画(GPM)は、現在も順調に観測を続けている熱帯降雨観測衛星(TRMM)の後継・拡張ミッション計画であり、観測領域の拡大(熱帯地方から全地球へ)、観測頻度の向上(3時間ごとの全球降水マップ)、高精度化(2周波降水レーダによる雨,雪の識別と降水強度推定の向上)を目指した衛星観測計画です。GPMで得られるデータは、長期的には地球温暖化などの気候変動の監視・予測に役立ち、短期的には天気予報や水資源管理などの社会的な需要に応えるものとして期待されています。
このGPMの目標・計画概要・期待される成果を広く紹介するために、平成13年11月9日(金)午後1時30分より、千代田放送会館(地図)において、「全球降水観測計画(GPM)シンポジウム」を通信総合研究所、宇宙開発事業団、米国航空宇宙局の主催で開催いたします。どなたでもご参加いただけますので、多くの方々のご来場をお待ち申し上げます。
主催: 通信総合研究所 宇宙開発事業団 米国航空宇宙局
シンポジウム: 午後1時30分~午後5時15分
懇談会: シンポジウム終了後 午後6時~(予定)
全球降水観測計画(Global Precipitation Measurement: GPM)シンポジウム プログラム -11月9日開催- | |
司会: 増子 治信(通信総合研究所)、沖 理子(宇宙開発事業団) |
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13:30~13:50 |
開会挨拶 山之内 秀一郎 (宇宙開発事業団 理事長) 石原 秀昭 (総務省 技術総括審議官) 素川 富司 (文部科学省 大臣官房審議官) 竹村 公太郎 (国土交通省 河川局 局長) |
13:50~14:20 |
米国航空宇宙局(NASA)の地球観測計画とGPM ガッサム・アスラー (米国航空宇宙局 地球科学局 局長) |
14:20~14:50 |
次世代降水観測システム-GPM計画 古濱 洋治 (宇宙開発事業団 理事) |
14:50~15:20 |
統合地球観測戦略(IGOS)水循環研究とGPMの必要性 デービッド・カーソン(WMO 世界気候研究計画 ディレクター) |
15:20〜15:40 |
休憩 |
15:40~16:10 |
地球温暖化と降雨変動 松野 太郎 (地球フロンティア研究システム システム長) |
16:10~16:40 |
数値気象予報からのGPMへの期待 佐藤 信夫 (気象庁 予報部数値予報課 課長) |
16:40~17:10 |
水情報統合管理におけるGPMの役割 小池 俊雄 (東京大学 工学部 教授) |
17:10~17:15 |
閉会挨拶 飯田 尚志 (通信総合研究所 理事長) |